【英国ロック72年の70曲】11・Give Ireland Back To The Irish / Paul McCartney & Wings (Apple)

[UK72]【英国ロック72年の70曲】11・Give Ireland Back To The Irish / Paul McCartney & Wings (Apple)

72年の元ビートルの活動ではやはりポールが一番精力的でしょうか?72年1月のBloody Sunday事件に触発されたトピックソング、"Give Ireland Back To The Irish"は、ポール・マッカートニー&ウィングスとしての初のシングル。ポール&リンダ、デニー・レイン、デニー・シーウェルに加えて5人目のメンバーとしてヘンリー・マカロック(g~元グリース・バンド)が加わった第2期ウィングスとしても最初のシングルでした。BBCでは歌詞の内容から放送禁止になっていますが、スライドの入った強烈なロックンロールです。B面は同名のインストですが、未だにCD化されてません。

https://www.youtube.com/watch?v=r0zGVVcsbPg

【名曲リレー678】somebody#2

[名曲リレー]【名曲リレー678】somebody#2

■Somebody To Love / Great Society('66)

ジェファーソン・エアプレインの初期のヒットである"Somebody To Love"は、「Surrealistic Pillow」から参加したグレイス・スリックがそれ以前にやっていたグレート・ソサイエティー時代の持ち歌で、最初期には"Someone To Love"というタイトルだったそうです。よりガレージっぽい音作りのGSヴァージョン意外と気に入っています。

https://www.youtube.com/watch?v=0fd7s5d_nhQ

【カナダからの手紙~カナディアンの50曲】47・Be My Baby / Kate & Anna McGarrigle('76)

[カナダ]【カナダからの手紙~カナディアンの50曲】47・Be My Baby / Kate & Anna McGarrigle('76)

ノーマン・シーフによる印象的なジャケのファーストが出たのが75年。すでにリンダ・ロンシュタットが"Heart Like A Wheel"を取り上げていましたが、日本ではほとんど無名だったケイトとアンナのマクガリグル姉妹のファーストはsswファンの間でじわじわと評判になったものでした。ローウェル・ジョージとか参加してましたが、当時の僕にはずいぶん敷居が高かったものです。77年のセカンド「Dancer With Bruised Knees」に入った"Be My Baby"は、なんとOGWT動画がありました。歌うのはアンナです。

https://www.youtube.com/watch?v=A87vzRpXIoA

【和ものの水曜日】赤い鳥

【和ものの水曜日】赤い鳥
伝書鳩ではなく赤い鳥がやったヴァージョンを見つけました。ドラマ「2丁目3番地」の世代ではないんですけど、ビリー・バンバンのヴァージョンで有名です。ところで「3丁目4番地」は似てるけど別のドラマでした。

https://www.youtube.com/watch?v=-lpkCS9_lXg

【英国ロック72年の70曲】10・Organ Grinder / Mark & Almond(Harvest)

ブルーズブレイカーズ出身のジョン・マークとジョニー・アーモンドによるマーク&アーモンドの音楽は、都会的なフォーク〜ジャズロックで、マークがそれ以前にニッキー・ホプキンスらと組んでいたセッション・グループ、スウィート・サーズデイを発展させたかのような音でした。3枚目の「Rising」は日本ではCBSソニーから紹介されましたが、原盤はHarvest。当時からロンドンとNYを拠点にし世界に向けて発信した英国版スティーリー・ダンと言った具合の大人の音楽でした。マークの歌声がとてもいいです。
ロジャー・サットンとトミーエアがリフ・ラフを結成した為、メンバーが代わっており、後にスナフーのコリン・ギブソン(b)と元ジンジャー・ベイカー&エア・フォースのケン・クラドック(g,kb)が参加しています。

https://www.youtube.com/watch?v=Opb1H1_gIek

【火曜はカヴァー曲のカ】Let's Work Together or Let's Stick Together

ブルーズのカヴァーあげ始めればきりはないんですが、戦前ブルーズマンのウィルバート・ハリスンの"Let's Stick Together"は、"Let's Work Together"のタイトルでも知られ、そっちはキャンド・ヒートやクライマックス・ブルーズ・バンドが取り上げています。でもって"Stick"の方は意外にもブライアン・フェリーが76年のソロでやっています。クリス・スペディング(g)、ジョン・ウエットン(b)、クリス・マーサー(sax)、ポール・トンプソン(ds)。エディ・ジョブソン(p)を従えたPVも印象的。美女はジェリー・ホールです。

https://www.youtube.com/watch?v=Z9EbR0ckb40

【名曲リレー678】watching#2

Watching The Trucks Go By=Somebody Watching Me=Somebody To Love=Somebody's Baby=Baby Friend Of Mine=Baby Don't Scold Me=
Don't Want To Discuss It=Don't You Ever Learn=My Ever Changing Moods=Have You Ever Seen The Rain
Have You Seen Me Lately=Have You Seen The Stars Tonite=Stars Are Stars=Highway Star=Ventura Highway−Endless Highway=Endless えにgま=Endless Flight
Night Flight=Ghost Flight 401=Ghost Town=Ghost Story=Love Story=Never Ending Story=Ending Of A Song=

【名曲リレー677】watching#3

■Somebody's Watching Me / Rockwell('84)

これは懐い。Motownの社長の息子がロックウェルの名前でした84年のヒット。意外とソリッドなナンバーでロックとR&Bの中間路線でした。#2まで上がるヒットとなりました。

https://www.youtube.com/watch?v=7YvAYIJSSZY

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】46・Third City Blue / Druick & Lorrange('74)

ドワイト・ドルイックとカーク・ロレインジのデュオD&Lは一般的には知名度は皆無ですがモントリオール出身。僕はカナダ産という事も知らずに(このメンツであれば当然英国無名デュオかと思うでしょ)グリース・バンドの面々参加という事で買った英Goodearからの唯一作で知りました。74年なんで西海岸的なからっとした音が英国人らしくないなあと思ったものです(北米大陸産と知って納得)。RDMの別冊にK女史は愛しのメイル・デュオ24選の1つとして挙げられてたのがうれしかった

https://www.youtube.com/watch?v=RQjJgisnyYE

【月曜の女たち】マーサ・ヴェレズ

マーサ・ヴェレズ(Martha Velez)はてっきりイギリス人かと思ってましたが、NY出身のブルーズ系女性シャウター。どういう流れで69年のデビュー作「Friends And Angels」二杏奈メンバーが集まったのかは不明ですが、クラプトン、ジャック・ブルースの元クリーム・メン、ジム・キャパルディ(ds)、クリス・ウッド(sax)のトラフィック組、アンディ・シルヴェスター(b)、クリスティン・パーフェクト(p)、スタン・ウエッブ(g)のチキン・シャック組、ブライアン・オーガーにミッチ・ミッチェルというブルーズロック系豪華キャスト。この曲はポール・コソフがg弾いてるらしいです。

https://www.youtube.com/watch?v=Bw611HBbEgQ

【名曲リレー676】watching#2

■Watching The Trucks Go By / Hungry Chuck('72)

ウッドストックのセッション・グループ、ハングリー・チャックの唯一作「Hungry Chuck」はザ・バンド的な音楽を愛する人にはたまらないものがあります。アルバムのベスト・トラックに一つに数えられる”Watching The Trucks Go By”はゲストのポール・バタフィールドの熱いハーモニカをフィーチャー。翌年組むベターデイズのgでもあるエイモス・ギャレットもハングリー・チャックのメンバーでした。

https://www.youtube.com/watch?v=eSo_JA_wlno

【英国ロック72年の70曲】9・Ship / Gnidrolog(RCA)

アンダーグラウンドなやつも行きましょう。一般的にはほとんど無名のニドロログ(Gnidrolog)は、ゴールドリング(Goldring)兄弟を中心とした6人組でsaxやcelloをフィーチャーしたプログレ・スタイルのバンドです。意味不明なバンド名は、ゴールドリングのアナグラムとか。インパクトの強いジャケットのセカンド「Lady Lake」は、かつてマーキーからCD化されていたことありまして(リアルタイムでは日本では紹介されてません)、ゴシックというかファンタジックなアートワークはアンダーグラウンド臭があります。この"Ship"は初期クリムゾンからの影響も感じられます。タイプでいえばオーディエンスに近いかなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=YTKrwQ0PXaA

【ニチヨーロピアン】アース&ファイア

これに風が入ると米の大所帯ファンクですが、こっちはジャーニー・カーグマン(vo)をフィーチャーしたオランダのグループです。デビューヒットとも言える"Seasons"が有名なグループですが、シンフォニックな色合いを強めた、この”Maybe Tomorrow Maybe Tonight”('73)もすごい。強烈なkbワールドです。このバンドはプログレの側面といかにもユーロ・ポップなキャッチーな曲をやっちゃう側面(最大のヒット"Weekend"はディスコだし)あるようです。ただ英米ではヒットを出すことはできず、あくまでも蘭、独、ベルギーあたりの人気が突出してたようです。

https://www.youtube.com/watch?v=yL6rMomAA40

【土曜はゴフィン=キング】Road To Nowhere

リック・クーニャ(クンハ?)やラリー・マレイのフォークロック、ハーツ&フラワーズの67年のファーストに入った"Road To Nowhere"もゴフィン&キング作品でした。とっくの昔に手放してしまったんですっかり忘れておりましたとさ。

https://www.youtube.com/watch?v=-hGBcl6XAhY

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】45・Hooked On Music / Pat Travers Band('77)

パット・トラヴァースも遅れて来たギター・ヒーローでした。76年にPolydorと契約してデビュー。初期のバンドにはストリートウォーカーズ出身のニコ・マクブレイン(ds~後にアイアン・メイデン)、元アマルガムのマーズ・カウリング(b)がおりました。この人もジミ・ヘン〜ロビン・トロワーの流れを組むギターロックの人です。元スナフーのピート・ソイリー(kb)やグレン・ヒューズが一部で加わった「Makin' Magic」('77)からの曲をRockplast動画より。

https://www.youtube.com/watch?v=OaCWf8LZsiU