2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ザ・バン道その2

つづきです。 83年の来日公演はその後「The Band Is Back」としてヴィデオ化されたけど、どう贔屓目に見てもドサまわり的な哀愁があった。87年にホット・ツナのヨーマ・コウコネンをゲストにして来日公演があったが、あれはリチャード・マニュアルの自殺以後だ…

ザ・バン道 その1

マイミクさんの間でザ・バンドとのなれそめを赤裸々に語るのが、流行っているので、僕も。 薄れ行く記憶をたどりつつ書く。 初めて聞いた、ザ・バンドは77年に新作として出た「Islands」だった。日曜朝11時にFM愛知でOAされていた「ステレオ・サンデー・ミュ…

with#2

■Stay With Me / The Faces フェイシズというバンドは、実は聞くのと見るのとはずいぶん違う。聞く分ではルーツ的な味わいも持つロックンロ−ル・バンドと言う印象なんだけど、動く姿を見ると(今ならいろいろ手軽に見られる、凄い時代だ)、そこに当時最先端…

ロイ・シャイダー&市川崑

10日俳優のロイ・シャイダーが死去とのニュース。今もって「ジョーズ」の署長とか「グレンチ・コネクション」のジーン・ハックマンの相方とか言われるが、僕としては「マラソン・マン」のダスティン・ホフマンの兄というのも忘れがたい。RIP。 http://www.variet…

wanna#3

■I Wanna Be With You / The Raspberries 実はラズベリーズは苦手なバンドの1つ。シングル曲はそこそこ知ってるけど、なんとなくアルバム単位ではイマイチ好きになれないというか、テイストが合わないと何度も感じたのだ。音はメロディアスなパワーポップな…

wanna#2

■I Wanna Be Loved / Elvis Costello & The Attractions 最近はずいぶんごぶさただけど、僕にとって「Punch The Clock」から「King Of America」あたりはよくコステロを聞いた。ラジオからフツーに流れてたし、積極的に過去のカタログを聞こうとしてもやっぱ…

#18-15 kazzzさんのあたためセレクト

P5さんやフラマンさんを欠いた今回のセレクトでは、初参加のkazzzさんがその穴をしっかり埋めたという感じです。まるで商品であるかのようなソウル・ナンバーのあたためセレクトです。 1. Mother Of Love - Eugene Record 2. Trying To Get To You - Valerie …

08011■空から赤いバラ('67米)

監督:レスリー・マーティンソン 主演:ラクエル・ウエルチ、トニー・フランシオサ、ロナルド・フレイザー なんかこれはどうでもいいエーガだ。ラクエル・ウエルチのグラマラスなボディーを生かすためだけのインチキスパイアクション。スペインに遠征中のア…

don't#3

■I Don't Wanna Go / Paul Butterfield ポール・バターフィールドと言う人は筋金入りのシカゴブルーズ愛好家でありながら、独自のブルーズ感を持った人で、ブルーズ・バンドにホーンセクションを導入したり、バターフィールド・ブルーズ・バンド末期には吹くこ…

don't#2

■I Don't Want To Hear It Anymore / Melissa Manchester メリサ・マンチェスターというと78年の"Don't Cry Out Loud"(後にリタ・クーリッジもカヴァー)、さらにイメージチェンジしたダンサブルな"You Should Hear How She Talks About You"('82)がすぐに思い…

cruel#3

■Don't Be Cruel / Deborah Harry プレスリーで有名な"冷たくしないで"だけど、作者は、プレスリー作品を多く手がけたオーティス・ブラックウェル。このあたりは不勉強なのだけど、レココレ'97.5号「アメリカン・ポップス黄金時代」によれば、プレスリーはブ…

cruel#2

■Cruel To Be Kind / Nick Lowe 今もって、白人によるロックンロールバンドの最高峰の1つはロックパイルと信じている。デイヴ・エドモンズとニック・ロウ、そしてビリー・ブレムナーとテリー・ウィリアムスによるシンプルな4人組ながら、エドモンズの白いチャ…

08010■■刑事マディガン('68米)

監督:ドン・シーゲル 主演:リチャード・ウィドマーク、インガ・スティーヴンス、ヘンリー・フォンダ 68年と言うとシーゲル=イーストウッドの「マンハッタン無宿」が作られた年。後年「ダーティ・ハリー」という傑作を生むこのコンビは、まだまだこの時期アク…

#18-14 ショック太郎さんのあたためセレクト

1. Opening Theme 2. My One Temptation / Mica Paris (1988) 3. My Baby / David Pack(1985) 4. Woman / Dane Donohue (1978) 5. Narration 6. Reminiscing / Little River Band (1978) 7. Baby Be Mine / Michael Jackson (1983) 8. It's Someth…

#18-13 trippyさんのあたためセレクト

1) あなたと悦子 / 原悦子 ('80) 2) Cavallina Cavallo / Ilona Staller ('79) 3) Spring Affair / Donna Summer ('76) 4) 夏の夜明けは悲しいの / 夏木マリ ('77) 5) Less Talk More Action! / Tim Deluxe ('03) 6) Female Animal (part 1) / Arlene Tiger …

moon#3

■Cruel Moon / Buddy Miller バディー・ミラーや奥方のジュディー・ミラーの事を知ったのは、だいぶ乗り遅れてからだけど、やっぱりオルタナ・カントリーのムーヴメントだった。ウィルコ、ウィスキータウン、マーヴェリックスなどイキのいい連中が、ルーツ音…

moon#2

■The Moon Struck One / Yvonne Elliman イヴォンヌ・エリマンが注目されたのは71年のロック・オペラ、ジーザス・クライスト・スーパースターのロンドンキャストでマリア役に選ばれたあたりだろう。そこからの"I Don't Know How To Love Him"がヒットした時は…

08004 The Atco Sessions:Lulu

Part1 グラスゴー出身のブルー・アイド・ソウル系のガールシンガーとしてキャリアをスタートさせたルルは、67年の映画「いつも心に太陽を」に出演し歌ったタイトル曲,"To Sir With Love"が#1になってアメリカでも注目された。僕は知らなかったけど、69年ビージ…

08009■■肉弾('68日本)

監督:岡本喜八 主演:寺田農、大谷直子、笠智衆、北林谷栄、小沢昭一、中谷一郎 久々に喜八を見る。それもATGの「肉弾」を。これを初めて見たときはまだ喜八にそれほど熱を上げてなかった頃で、奇妙な青春映画と思ってたけど、何度も見るうちに冒頭に平均寿命…

08003 Romany:The Hollies

グラハム・ナッシュ脱退後のホリーズにおいても、トニー・ヒックス、アラン・クラークに新加入のテリー・シルヴェスター(元スウィンギン・ブルー・ジーンズ)による無敵のハーモニーは健在だった。しかしソロ活動を理由に71年にクラークが脱退。後任にはムーヴ…

#18-12 SHINODAさんのあたためセレクト

1.ONE FOR THE BOYS/BRIAN WILSON 2.OVER THE RAINBOW/VOX ONE 3.HAPPY TOGETHER/THE NYLONS 4.FUGUE/THE FREE DESIGN 5.LE MARCHE DE LIMOGES/SWINGLE SINGERS 6.TICKET TO RIDE/THE REAL GROUPS 7.BOTH SIDE NOW/THE SINGERS UNLIMITED 8.JAIR A MORIM/QUA…

harvest#3

■Harvest Moon / Neil Young 僕がニール・ヤングにのめりこめないのは、グランジな作品が続いてた90'sはじめに、20年前の続編とばかりに「Harvest Moon」というようなアコースティックな作品を出してしまうあたり。さらにそれまで遠巻きで見ていたオヤジたち…

08005 On The Beach:Neil Young 08006 グレッグ・オールマン・ツアー:グレッグ・オールマン @P-Can Fudge 08007 土曜日の夜:トム・ウエイツ 08008 グレイ・スカイズ:大貫妙子 08009 Blue:RCサクセション 08010 君のまわりをひとまわり〜1974ホーボーズ・…

#18-11 keiさんのあたためセレクト

01 Freight Train / タジ・マハール 02 フィドリン・アラウンド / チェット・アトキンス 03 Drifter / Grinderswitch 04 Ace In The Hole / マイク・フィニガン 05 演奏旅行 / 丸山圭子 06 青春サイクリング / 徳武弘文 07 Roly Poly / アスリープ・アット・…

■■■ゴールデンスランバー:伊坂幸太郎(新潮社)