2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
アルドン・ミュージックのDon Kirshnerといえば60'sの米国音楽出版業界のボスですが、そのKirshnerの同名レーベルと言うとアーチーズやロン・ダンテやこのカンサスぐらいしかおりません。英国ではEpic配給なんで強引にここにねじ込みました。いわゆる米国プ…
メンバー全員が水兵服姿と言う時点で僕の中ではアウトですが(^^)、セイラーはロックが新たな局面へ進行中ということを感じさせるバンドです。そもそもロックなのか?という問題は置いといて。74年のファーストは未聴ですが、当時のライヴありました。メンバ…
僕を育てたライヴ盤の10枚目。アル・スチュワートの場合、79年に実際のライヴを体験した後、カセット録音の東京のライヴを当時参加してた西海岸系のサークルのつながりの方にダビングしてもらって聞きこんでた(今から思えば新曲も多数プレイされてた)んで、…
「Home Free」で泣かず飛ばずだったダン・フォゲルバーグがColumbiaからEpicに移って出したセカンド「Souvenirs」はジョー・ウォルシュのprodでバーンストーム一派(というかコロラド関係者)が参加した1枚。何でも出来ちゃうフォゲルバーグは、予算の関係と…
ジュディ・ヘンスキ(Judy Henske)は60'sに活躍した女性フォークシンガーです。全盛期ともいえるElektra時代の作品はあまり興味ないのですが、末期ラヴィン・スプーンフルのジェリー・イエスターと組んだヘンスキ=イエスターは陰陽の付いたフォークロックで…
後にアッシュのローリー・ワイズフィールドがいた事で知られるホームは、カントリー・ロックともまた違いますけど、米国的風景を憧憬していた所謂「イギリスのアメリカ」でした。最終作「The Alchemists」ではプログレっぽい味わいも出してまして、74年にはH…
「Desperado」の頃までのイーグルスと言うとカントリー・ロックの範疇にありましたが、フライング・ブリトウズやディラード&クラークあたりの真摯な感じはあまりなかったです。その「Desperado」は西部時代の無法者の拳銃とロック・ギターを重ね合わせたコン…
EpicはColumbiaから分かれたCBS系のレーベルです。英CBSはEpicから出てた事もあってそっち系の人も出てくるのかも、というマクラとは全然カンケーなく、いきなりマイナーな女性シンガーですいません。フローレンス・ワーナーはエリック・アンダスンの「Blue …
Polydor73年編最後はリンク・レイです。60'sの伝説的なギタリストだった人ですが、70'sに入ってカムバック。スワンプ的な音づくりをして一部の好事家が反応しました。「Be What You Want To」は、クローヴァーのジョン・マクフィー、ピーター・コウコネン、…
76年に英EMIがビートルズと交わした契約が満了となって、条件付きで編集もののリリースが可能となった事からさっそく米Capitolが企画したのが、この2枚組「Rock'N'Roll Music」でした。僕にとって初めて接したビートルズの新作で、当時ラジオでガンガン流れて…
エリオット・マーフィーのデビュー作「Aquashow」が出たのも73年。フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」の時代、1920年代に傾倒し、そういった世界観の歌を作り続けていた事もある人で人ですが、ディランやスプリングスティーンにも通じる、ストリ…
どう絞ってもあと3組くらいは紹介したいので…意外とPolydor充実してました。後にフリートウッド・マックに参加するリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスのデュオ、バッキンガム=ニックスはひっそりと素晴らしいアルバムをこの年リリース。後に…
"Hi Ho Silver Lining"のB面に入ったジェフ・ベックのこの曲は、昔はタイトルよくわからなかったけど、ラベルの"Bolero"を引用したベックのボレロってこと。「Truth」にも収録されましたが、動画はエンディングのgが違う別ヴァージョン。ベック(g)、ジミー・…
クワイエット・ライオットが"Cum On Feel The Noize"をカヴァーしヒットさせた時は嬉しかったなあ。全般的にグラム系は苦手ですが、スレイドは見た目もそんなに苦じゃない(自分比)のです。 https://www.youtube.com/watch?v=rftnB33goIg
フリー・ソウルの時代になって再評価されるまで全く知らなかった人ですが、確かにジャンル分け難しい人です。基本フォークでしょうが、パーカッシヴでグル―ヴ感がある姿は所謂フォークの範疇を超えてます。アルゾ同様、ブラジルからの影響も感じますし、リッ…
純粋なカンタベリーのバンドではないですが、ハットフィールズのノーセッツのシンガーだったバーバラ・ガスキンがそれ以前にいたフォークロックのSpirogyraは、B+C、Pegasus、Polydorに1枚ずつ3枚のLPを出してます。僕はプログレっぽいフォークと言うのが苦…
Spirogyraとはアオミドロの事。ハットフィールズ〜スチュワート&ガスキンのバーバラ・ガスキンがいたプログレっぽいフォーク・ロックでB+C、Pegasusとマイナーどころを渡りあるいて最終作「Bells、Boots And Shambles」ではPolydorとなりました。80'sの終わり…
こんな時間になってしまいました。苦しい時はアズテック・カメラで。Rough Tradeと契約する前にスコットランドのPostcardと言うインディーと契約し2枚のシングルを出してます。この辺ってCD化されてませんよねえ(ほとんどRough Trade時代に焼き直してますが…
バスドラを踏みながらg弾きながら歌うジョン・フォドラーと奇妙なマウス・パーカッションを繰り出すピーター・ホープ・エヴァンスの二人組、メディシン・ヘッドはなんとも奇妙なデュオです。ジョン・ピールのDandelionからデビューし、Polydorに移籍した73年…
僕を育てたライヴ盤の9枚目です。一般的には「Hi-Infidelity」('82)の大ヒットで知られる「産業ロック」ですけど、この77年の2枚組ライヴは日本デビュー作。アメリカでもシングルヒットなしに50週チャートインしたというもので、選曲はばらつきありますが、エ…
82年にジェリー・ウェスクラーと当時R&Bに傾倒していたイーグルスのグレン・フライがprodした「Old Enough」(Asylum)でデビューした女性シンガーです。なんといっても2曲のフランキー・ミラー曲を取り上げてたのがえらい!メジャーからはこの1枚で、その後…
ジェームズ・グリフィンといえばブレッドの人です。たとえばグレイトフル・デッドにガルシアとウィアーがいたように、ブレッドにもデイヴィッド・ゲイツとグリフィンと言うタイプの違う2人がいてのブレッドだと思ってます。と書いといて、ゲイツっぽい"She K…
ハードロックとプログレッシヴ・ロックはそれぞれのサウンド形態による細かいジャンル分けでは、近接する部分があったりするのですが、それをわかりやすくデフォルメした形で示しているのがオランダのフォーカスだと思います。キワモノ的(に聞こえる)なヨー…
モングレル(Mongrel)は名前聞いたことありましたが音は初めて聞きます。ムーヴとかウィザード周辺のバンドなんで、分厚い音壁系かと思ってましたら、意外と心地よい秋っぽい感じでした。「Get Your Teeth Into This」という唯一作が73年にあります。メンバ…
73年1月におこなわれたドラッグ問題でひきこもりだったクラプトンをピート・タウンゼンドが中心となって引っ張り出したレインボウ・シアターでのカムバックコンサートは、その豪華なメンツ(ロン・ウッド、スティーヴ・ウィンウッド、ジム・キャパルディ、リ…
イーグリーと言うところでまず挙げときたいのが、歴代bassをいつも取られたポコです。キャリア的にはイーグルスよりも古く、バッファロー・スプリングフィールドの最後のラインナップだったリッチー・フューレイとジム・メッシーナが立ち上げたバンドです。…
2曲目です。これ初めて見た動くマシューズ・サザーン・カンフォートです。フェアポート・コンヴェンションを辞めたイアン・マシューズが組んだアメリカ的なバンドで、同じ時期マシューズはソロ活動もしてたんで相当忙しかったみたい。これはもちろんジョニ・…
乱暴な本にはウエストコーストロックと書かれてしまって、リアルタイマーな僕なんかは??となります。でも77年の#1ヒット"Baby Come Back"はとてもよくできたブルー・アイド・ソウル曲で大好き。ちょうど全米チャートを気にしてチェックした出した頃に出会…
レアバードの本質はやはりCharisma時代の古式ゆかしい様式美のプログレなんでしょうが、グラハム・フィールドが辞めてkbが1台となった頃から、どんどん洗練されてファンキーなポップロックの方向に行くのも面白い。「Somebody's Watching」は4枚目で、スティ…
クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン解散後ブラウンが組んだのがキングダム・カムです。見た目が派手な奇人は苦手なんで(地味な奇人は好きです)、キングダム・カムを聴くのも初めて。3枚目の「Journey」からの"Spirit Of Joy"は、ちょっとホー…