2017-01-01から1年間の記事一覧

【金曜A+B】ディフォード&ティルブルック

A+B

スクイーズの中心メンバーだったクリス・ディフォードとグレン・ティルブルックが解散後組んだデュオで、僕はピーター・バラカンさんのラジオで聞いて気に入ってレンタルで借りた記憶があります。84年の話。シングルになった”Love's Crashing Waves”はいい感…

【木曜は69年もの】B・J・トーマス

バカラックによる映画「明日に向かって撃て」の主題歌をタイトルにした「Raindrops Keep Fallin' On My Head」はジャケットもその映画風の自転車に乗るBJと女性です。かつて「サウンド・ストリート」にてタツロー氏はBJの特集の際にこのバカラック曲はBJの本質…

個人的な投稿でしかも長くて、申し訳ないです。今年も残り10日で後1~2冊読めるかな?ってところですがこちらの読書グループのお仲間にもずいぶん世話になりながら結構充実した読書ライフでした。とりあえず10冊あげましょう。今夜はまず5冊。順番ありません…

【パワーポップの50曲】15・The Shape Of Things To Come / Headboys('79)

PP

ヘッドボーイズはNew Wave路線を打ち出した(でも長くは続かなかった)赤ベコマークのRSOからデビューしたスコットランド出身の4人組。メンバーのキャラがたってた(見た目ですが)のはチープ。トリックあたりを意識したのかもしれません。顔を模した座ったメン…

【名曲リレー441】go#3

■If You Gotta Go Go Now / Manfred Mannディランの未発表曲を歌う事が多かったマンフレッド・マンはスタッフにディランの楽曲管理をしていたアルバート・グロスマンとつながってる人がいたのでしょう。65年のポール・ジョーンズ(vo)時代のマンフレッド・マ…

【名曲リレー440】go#2

■Go On Cry / Heart「Little Queen」のB面最後に入った"Go On Cry"は前曲"Cry To Me"のあとを受ける様なブルージーなハードロックです。こういう部分はレッド・ゼッペリンからの影響大ですね。https://www.youtube.com/watch?v=YZL7InCwgqo

【名曲リレー439】born#3

■Born To Go / Hawkwindホークウインド初期の集大成と言われる「Space Ritual」('73)はライヴ盤という事になってますが実際そうとも言い切れないスタジオ加工の部分も多いですし、新曲として紹介されている物も多いです。ドラッグや宇宙神話やライトショーや…

【パワーポップの50曲】14・Another Girl, Another Planet / The Only Ones('78)

PP

オンリー・ワンズと言うとピーター・ペレット(vo)のルー・リードっぽさを良しとするかが好みの分かれ目だと思うのですが、新宿方面で当時から人気があったと聞きます。初期の名曲”Another Girl Another Planet”はポップなメロディーもあってパワポ的に感じま…

【水曜英国ロック】ゲイリー・ライト

70's後半には”Dream Weaver”をヒットさせシンセ・ロック的な世界を構築してゆくのですが、元々はダブルkbのスプーキー・トゥース出身の米国人kb奏者です。もう一人のkb奏者マイク・ハリソンとはタイプの違うワイルドなvoを聞かせてましたが、ソロになってA&M…

【名曲リレー438】born#2

■Born With Nothing / Muddy Watersマディ・ウォーターズがザ・バンドのリヴォン・ヘルム、ガース・ハドスン、ポール・バタフィールドらとウッドストックで録音した「The Woodstock Album」('75,Chess)は僕が持ってるブルーズの唯一のCDです。「The Last Wal…

【名曲リレー437】late#3

■Born Too Late / The Shannons"Born Too Late"というと58年にポニー・テイルスがヒットさせたガールズ・クラシックですが、68年というガール・グループのブームが完全に終了後に出た、シャノンズという3人組がカヴァーしたヴァージョンが気に入ってます。M&…

【パワーポップの50曲】13・Ch Ch Cherie / Johnny Average Band Featuring Nikki Wills('80)

PP

Bearsvilleから83年に「Tell Me」でデビューしたキュートな女性シンガー、ニコル・ウィルスがジョニー・アヴェレイジ・バンドのメンバーとして歌ったのがこの"Ch Ch Cherie"。ぼくはベアズヴィルのボックス・セットで存在を知りました。ちなみに当時のダンナ…

【火曜はカヴァー曲のカ】Try andLove Again

もちろんイーグルスの「Hotel California」の中でランディ・マイスナーが歌ったナンバーで、これをブッカー・T・ジョーンズがしっとりと歌います。もちろんMG'sを率いたオルガンの名手でありますが、歌うの好きです、この人。 例の"Jamaica Song"もそうです…

【パワーポップの50曲】12・Kid / The Pretenders

PP

プリテンダーズの曲でパワーポップ感が一番あるのはファーストに入った"Kid"('79)じゃないかなあ。ジェームズ・ハニーマン・スコットとピート・ファンドンがそろったオリジナルのラインナップ。甘さをたたえたバリトンギターが気持ちいいです。愛しの〜を付…

【名曲リレー436】late#2

■Late Again / Stealers Wheelスティーラーズ・ホイールのファーストの1曲目。ザ・バンド憧憬的な土くさい音です。イントロのハーモニウムからして切ない。PVではしばしば無表情なジェリー・ラファティーの珍しく生きてる感あります。でもデビュー作('72)出…

【名曲リレー435】show#3

■The Late Show / Jackson Browne名曲ぞろいの「Late For The Sky」の中にあって個人的に思い入れ深い"The Late Show"はA面ラスト曲。デイヴィッド・リンドレーのうねりを持ったlap-steelの響き、ドアの音とシヴォレーの排気音と言う小細工、理想と現実の中…

【月曜一発屋】ハリウッド・スターズ

1hw

これは名前負けしそうな事が命名の時点で想像つかなかったのかなあ?Aristaから77年にデビューしたポップロック。キム・フォウリーが西海岸版NYドールズをもくろんで結成させたんだとか。5人メンバーでdsが2人と言うのが目新しいかな。”All The Kids In The …

【日曜はSの人】サンド

S

その昔よくレコ屋(フラッシュとか)で見かけた1枚で、カントリー・ロックと書かれてたんでレジへ持って行こうか迷った記憶あります。存在も忘れてましたが、2枚組なんでビビって止めた覚え。今調べると2枚組だけどそれぞれ片面はブランクなので事実上1枚もの…

【パワーポップの50曲】11・Tell Him / Hello('76)

PP

日本ではポストBCRの枠で紹介されましたが、ハロー(当時のキャッチコピーは「ハッピー・ロック」でした)はグリッター・ロックの仲間としてイギリスではティーンを中心に注目されていました。76年のヒット"Tell Him"は、元々はエキサイターズの63年のヒット曲…

【パワーポップの50曲】10・Love Me Do / Badfinger('70)

PP

パワポのルーツをたどってゆくとたどり着くのはビートルズですが、それをいては身も蓋もない気もします。近いところではビートルズのと弟バンドと言うレッテルから活動当時は抜けきれなかったバッドフィンガー。彼らの再評価がそのまま90's以降のパワーポッ…

【パワーポップの50曲】9・Walking On Sunshine / Katrina & The Waves('85)

PP

カトリーナ&ザ・ウェイヴスは、カトリーナ・レスカニッチ(vo,kb)をフロントにした4人組で、英2米2の混成バンドです。元々はロビン・ヒッチコックのいたソフト・ボーイズのキンバリー・ルーが結成した英国ケンブリッジで結成されたウェイヴスに、カンザス出身…

【名曲リレー434】show#2

■After The Show / Kevin AyersたしかノンLPシングルだったのでSee For Milesから出たベスト盤で知って嬉しかった記憶です。これはEMIから出たアンソロジーのおまけディスクだったクィーン・エリザベス・ホールでのライヴです。こういう曲を聞くとこの人はプ…

【名曲リレー433】way#3

■Show Me The Way / Peter Framptonしかしこの姿は生まれながらのアイドル、というか板に付いたいで立ちが眩しい。その甘いマスクのフランプトン髪はなくなっても潔いのです。それにしても長い事来日がないのは飛行機嫌いなんかなあ。https://www.youtube.co…

【金曜A&B】マッゴウ&マクギア

A+B

スキャフォルドやロジャー・マッゴウ&マイク・マクギアの面白さはモンティ・パイソンやボンゾ・ドッグ・バンドの面白さをイマイチわからない僕には難しい。かなりのレア盤で初CD化のあとすぐ廃盤になってしまったのですが、ジミ・ヘン(g)やデイヴ・メイスン…

【名曲リレー432】way#2

■Ways To Be Wicked / Lone Justiceアメリカのメインストリームのロックがどんどん大味でつまらなくなっていった(私感)80's、一瞬だけど光が射したように感じたことがありました。70's後半から、カントリー・ロック、ブルーズ・ロックなどのルーツ・ロック(…

【名曲リレー431】out#3

■One Way Out / Allman Brothers Bandソニー・ボーイ・ウィリアムソンのカヴァー”One Way Out”は「Eat A Peach」で紹介されたオールマンズのナンバー。今年はグレッグも逝ってしまって悲しい。仕事帰りでほとんど寝てしまった初来日(厚生年金会館)の借りを返…

【パワーポップの50曲】8・Precious To Me / Phil Seymour('81)

PP

ドワイト・トゥリー・バンドのポップな面を担っていたのはフィル・セイモアでした。このストレートすぎるポップ路線は眩しかった。81年のファースト「Phil Seymour」からの"Precious To Me"を初めて聞いたのはやはりNHK-FM日曜夜のお楽しみだった石田豊さん…

【木曜は69年もの】ザ・バンド

ブラウンアルバムと言われるセカンドの「The Band」はファースト以上に代表曲が詰まっています。まだ若いのにオッサン気な風貌と音楽だなあと初聞きの時思いました。確か77年に東芝からROCK GREATEST1500で再発された際、FMの「ステレオ・サンデー・ミュージ…

【パワーポップの50曲】7・Rich Kids / Rich Kids

PP

セックス・ピストルズのgtrだったグレン・マトロックがミッジ・ユア(後にウルトラヴォックス)らと結成したリッチ・キッズは、元ピストルズという経歴が常に付いたことに嫌気がさしたのか、78年にあっさり解散してしまいます。EMIに残した唯一作「Ghosts Of P…

【水曜英国ロック】グレイヴィ・トレイン

ヒプノシスによる不気味なジャケだけで世界観がわかろうものです。Vertigoから登場したグレイヴィ・トレインのファースト「Gravy Train」('70)です。fluteをフィーチャーしてる事からジェスロ・タル的と言われてますがもっとわかりやすい?哀愁味もあります…