2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】17・Let It Be Gone / Christopher Kearney('72)

クリストファー・キーニーは、70'sのスワンプ風味のsswで、一時期かなり入手困難だった記憶があります。72年のファースト「Christopher Kearney」(Capitol)が一番有名でしょうか?アコースティック楽器中心ながら辛口のメロディーでそっけない。この傾向は…

【名曲リレー649】in #3

■Let The Sunshine In / Brian Auger,Julie Driscoll & Trinity('68)ジュールズ&ブライアンの傑作「Streetnoise」に入ったロック・ミュージカル「Hair」からの有名曲。しかしオーガーのオルガンは無双ですね。https://www.youtube.com/watch?v=RYoeIGt8XHs

【続70's映画懐かし地獄】4・ゲッタウェイ('72米)

70c

80'sにリメイクされましたが、もちろんサム・ペキンパ監督の方。ジム・トンプソンのノワール小説を映画化したバイオレンス・アクションです。同じ女優を二度と起用しない事で知られたペキンパが禁を破ったのはセンタ・バーガーとこのアリ・マッグロウでした…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】16・Gypsy Wheeler / Trooper('76)

トゥルーパーは78年の"Raise A Little Hell"(#59)のヒットが知られたポップ・ロックですが、僕は「ヤング・ジョッキー」で渋谷さんがかけた"Gypsy Wheeler"が大好きで、エアチェックしたカセットを繰り返し聞いてた記憶があります。これは76年の「Two For The…

【名曲リレー648】in #2

■Stumblin' In / Suzi Quatro & Chris Norman「メロウな二人」という邦題でした。スージー・クアトロとスモーキーのクリス・ノーマンのデュエット曲(どちらもRAK所属)。意外にもアメリカで大きなヒット(#4)になったミディアム調の曲です。もちろんチャップ…

【火曜はカヴァー曲のカ】My Sharona

言わずと知れたナックのメガヒット曲です。小気味よいビートが印象的な曲ですが、このカヴァーはテンポを落としダルなムードを出しています。ヴェルーカ・ソルトはまったく知りませんがシカゴ出身の90'sの米オルタナ系バンド。バンド名がロアルド・ダールの…

【名曲リレー647】fallen#3

■ Fallen In Love (For the Very Last Time) / Climax Blues Band('78)メロウ路線に転身したクライマックス・ブルーズ・バンドの「Real To Reel」に入ったナンバーで当時よくラジオでかかってました。クラプトンのアダルト路線がもう少し早ければCBBのこの路…

【月曜の女たち】キャロル・ベイヤー

ハスキーな歌声の独特の雰囲気を持った70'sのソロが有名なキャロル・ベイヤー・セイガーは、60'sにトニ・ワインと共作した”Groovy Kind Of Love”がマインドベンダーズに取り上げられて注目されたソングライターでもありました。さらに遡ると、64年にキャロル…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】15・French Waltz / Adam Mitchell('79)

カナダのsswというと歌を聞かせるシンプルな弾き語りの人、というイメージが強いですがもちろんそんな人ばかりではないです。エリス・アイランドと言うバンドにいたアダム・ミッチェルは、ニコレット・ラーソンが何曲か取り上げて一部で知られるようになりま…

【名曲リレー646】fallen#2

■Fallen / Lauren Woodチャンキーことローレン・ウッドの代表作でもあります。最初に取り上げたのがニコレット・ラーソンでセカンドでした。次がこのニコル・ウィルス(元ジョニー・アヴェレージ・バンド)かローレンの「Cattrick」でした。その後しばらくし…

【ニチヨーロピアン】ルチオ・バティスティ

ルーチョ・バッティステとも書かれますが、まあよくわからないんでこのまま。イタリアのssw(向こうの言葉でカンタウトーレ)であるこの人は、バックバンドからPFMやフォルムラ・トレが生まれた(この書き方も違うかもしれませんけど)こともあって、ユーロロ…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】14・As The Years Go By / Mashmakhan('70)

"霧の中の二人"の邦題で知られる1HWですが、全米#30のヒットも日本ではオリコン#1の大ヒット。GFRの後楽園の前座に選ばれたのは有名な話です。ニール・セダカの"恋の片道切符"にも似た親しみやすいメロディーがヒットのゆえんでしょうか。日本盤のシングルは…

【続70's映画懐かし地獄】3・アメリカン・グラフィティ('73米)

70c

今でこそオールディーズというと、どういう音楽かイメージできますが、この映画が撮られる3年の時点で、ビートルズ以前の音楽がどういう風にとらえられていたのか?キョーミがあります。ウルフマン・ジャックのDJカーラジオから流れるという形で、50'sからア…

【土曜はゴフィン=キング】Locomotion

GK

リトル・エヴァ(キャロル・キング家のベビーシッター(ルイーズのね)を兼ねてたって話は有名ですね)の無条件で楽しいヴァージョンも、GFRのポップなハードロックも、ユーロビートなカイリー・ミノーグのヴァージョンも楽しいのですが、カンタベリー・シー…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】13・Blue Moon Revisited / Cowboy Junkies('88)

トロント出身のカウボーイ・ジャンキーズは2枚目の「The Trinity Session」('88)が話題になったオルタナティヴ・カントリーのバンドです。そのアルバムではルー・リードの"Sweet Jane"を取り上げてましたが、オリジナルリリースでは未収録だったエルヴィスに…

【名曲リレー645】angel#3

■Fallen Angels / Phil May & Fallen Angels(')「軒を貸して母屋を取られる」と言う言葉がありますが、このフォールン・エンジェルズの事を思うとこの言葉思い出します。長いですが、なかなか複雑な経緯を持ったバンドです。まずスプーキー・トゥース、ステ…

【続70's映画懐かし地獄】2・スケアクロウ('73米)

70c

追悼アレサ・フランクリンという事で(ジーン・ハックマンとアル・パチーノがハックマンの妹の地元デンバーの店で大暴れする前のダンスシーンで、"Natural Woman"がかかるのです)。ジェリー・シャッツバーグ監督作品のニューシネマ。カンヌでも大きな賞を二つ…

【金曜パブロック】サイレン

ケヴィン・コインのサイレンは、活動した時代にパブロックというジャンルはなかったんでどうかとは思いますが、音的にはジャストフィット。69年にジョン・ピールのDandelionからデビューし2枚のLPを出しています。解散後コインはソロになって超個性的なダミ声…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】12・Sookie Sookie / Steppenwolf('68)

ステッペンウルフがカナダ出身という事も忘れてました。東ドイツからの移民のジョン・ケイを中心とした5人組。バンド名はヘルマン・ヘッセの「荒野の狼」から取られています。なんといってもデビューLPに入った"Born To Be Wild"で一生記憶に残ります。やはり…

【名曲リレー644】angel#2

■Angel From Montgomery / Bonnie Raitt('74)地味な「Streetlights」に入ったジョン・プライン作の名曲。僕が最初に聞いたのは「No Nukes」のライヴ盤でしたが、とてもいい歌です。この動画は77年頃のオランダのライヴ。最後のヴァースをちょっと省略して残…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】11・Mark Twain / Bearfoot('71)

ザ・バンドのリック・ダンコの弟、テリー・ダンコがいたベアフット。当時日本では輸入盤でしか出ませんでしたが、ザ・バンド好きを大いに喜ばせたのは、テリーのvoが兄貴にそっくりだから。この"Mark Twain"なんでザ・バンドのアウトテイクといってもいいく…

【木曜は81年もの】サンタナ

ソロ名義ではなくサンタナ・バンドとして久々の充実作となった「Zebop!」にはJ・J・ケイルやラス・バラードのカヴァーが入ってました。ラテン風味とハードロックとしての面白さが混在した傑作で、このキャット・スティーヴンスのカヴァーもいい。voはブライ…

【続70's映画懐かし地獄】1・カプリコン1('77英米)

70c

昨日BSで何となくやってた「カプリコン1」を見て、思わず懐かし映画地獄の釜の蓋が開いてしまった。お盆だし。有人火星探検ロケットの上陸は、NASAのヤラセだった、というなんともショッキングなテーマを扱った謀略サスペンスです。国家権力に疑問を抱く(要…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】10・I'm Gone / King Biscuit Boy('74)

キング・ビスケット・ボーイことリチャード・ニューウェルは、オンタリオ出身のブルージーなハーピストです。この人の有名な仕事は、ザ・バンドの育ての親、ロニー・ホーキンスのバンドやクロウバー(シスコのバンドとは別)をバックにしたソロですが、90'sに…

【名曲リレー643】fat#3

■Fat Angel / Jefferson Airplane('69)ドノヴァンの「Sunshine Superman」に入った”Fat Angel”のカヴァーで、ジェファーソン・エアプレインにとって初のライヴ。またNYのフィルモア・イーストにちなんで名づけられたシスコのフィルモア・ウエストのこけら落…

【和ものの水曜日】サンズ・オブ・サン

全く知りませんが、喫茶ロックのビクターのコンピにこの名曲"郊外電車"が入ってました。なんでも柳田ヒロ(kb)がらみでvoはMAOなんだとか。松本隆=柳田の共作がずらり。72年に風街的展開がここにもあったとは(ソフトロック寄り)。「海賊キッドの冒険」('72)よ…

【名曲リレー642】fat#2

■Fat Bottomed Girls / Queen('78)大好きな「Jazz」から。LPについてたファット・ボトムド・ガールズのバイシクル・レースのピンナップを部屋に貼ってた方も多いでしょう。コーラスで始まるヘヴィなこの曲はイーグルスの"Heartache Tonight"に影響を与えたか…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】10・More Often Than Not / David Wiffen('71)

ロンドン出身のカナディアンssw、デイヴィッド・ウィッフェンの名前はエリック・アンダースンが「Blue River」('72)の中でとりあげた”More Often Than Not”で日本のsswファンは大いに注目したといいます。Fantasyから71年に出たファースト「David Wiffen」に…

【火曜はカヴァー曲のカ】Back On The Chain Gang

このカヴァーは知らんかった。実に痛快。ストレートなレスペクトがうれしいのです。プリテンダーズの3枚目に入った(正確には旧メンバー2人が亡くなって、サポートにビリー・ブレムナーとトニー・バトラーをいれた過度期の作品で映画「キング・オブ・コメディ…

【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】8・Peaceman's Farm / Noah('72)

よくわからないバンドですが中古屋のプライスカードにジェームズ・ギャング風と書かれててだまされた(^^) まあこの例えがわからんでもない3人組ハードロックです。prodは、BTOのランディ・バックマン。72年にABC/Dunhillから出た唯一作ではないかなあ。日本…