インスト

【月曜インスト】Ripdad / Walter Rossi

ウォルター・ロッシは、カナダ出身のハードロック・ギタリストで、いかにもカナダらしい泣きのメロディー満載で日本でも一時期少し話題になった事があります。これは76年のデビュー作から、もう感極まったようなパワー・バラードです。https://www.youtube.c…

【月曜インスト】SRC

キャピトルの方にしようか考えたんですが、こっちに。デトロイト出身のフュジティヴスを前身にした5人組で、68年にCapitolからデビュー。69年の「Milestones」に入ったこの曲はグリーグの「魔の山」からラベルのボレロ(要するにそのまんま"ベックス・ボレロ"…

【月曜インスト】スノー・エキスプレス / 鈴木茂

はっぴいえんど解散後単身渡米しLAで録音した「バンド・ワゴン」('75)は日本のロックの海外録音の奔りな1枚でした。当時傾倒していたリトル・フィート的なもの、ベイエリア・ファンク色をミックスさせています。ローウェル抜きのフィートに元サンタナのダグ…

【月曜インスト】Midnight On Mars / Ashra

全然詳しくないんですがアシュラ・テンぺル改めアシュラの「Blackouts」('78)は好きです。特に「クロスオーバー・イレブン」で知った”Midnight On Mars”。瞑想的なマニュエル・ゴッチングのgはスティーヴ・ヒレッジやドゥルッティ・コラムのヴィニ・ライリー…

【月曜インスト】Embryonic Journey / Jefferson Airplane

JA名義ですが実質はヨーマ・コウコネンのソロです。ラグタイムにルーツを持つヨーマのしたためた名曲。2分に満たない演奏ですが何度でも繰り返したくなる魅力があります。日がすっかり暮れて、電灯なしではいられない時間にこれほどぴったりのBGMはないと昔…

【月曜インスト】クリス・ウッド

トラフィックのsax,fl奏者クリス・ウッドが死後の08年に出したソロ「Vulcan」にはトラフィックの最終作「When The Eagle Flies」から漏れてしまったインスト”Barbed Wire”が収められていました。クレジットはありませんがウィンウッド、キャパルディ、ジーが…

【月曜インスト】Stephanie / Buckingham Nicks

連動企画ですんません。最近はクリスティンとデュオを組んだアルバムを出す事がニュースとして伝わった(バッキンガム・マクヴィーとして)、リンジー・バッキンガムが、マック参加前にスティーヴィー・ニックスと組んでたバッキンガム・ニックスの唯一作に…

【月曜インスト】Hard Work / John Handy

たまには全くわからないものを。ジャズは全く門外漢なんですけど、テキサス出身のsax奏者、ジョン・ハンディの”Hard Work”('76)はポップチャートで46位まであがったナンバー。ゆったりとしたルーズな感じがまた心地よかったりします。https://www.youtube.co…

【月曜インスト】The Collapso / National Health

「カンタベリー」のところでファーストまで紹介したナショナル・ヘルスのセカンド「Of Queues And Cures」('78)に入ったナンバー。bassはファーストが出た時点ですでにヘンリー・カウのジョン・グリーヴェスに代わっています。前作にあった甘さが亡くなりよ…

【水曜インスト】Fly Over The Horizon / Azymuth

今では盆暮れに特番として復活する、NHK-FM夜11時の顔「クロスオーバー・イレブン」は22年も続いたのだそうです。シンプルなナレーションと深い音楽にはエアチェックの面でお世話になりました。ここでかかる音楽こそがオトナの音楽(ロックに限らず)と思ったも…

グレン・フィリップス

78年にVirginから「Swim In The Wind」をリリースしたグレン・フィリップスはハンプトン・グリース・バンドにいたアメリカ人gtrで、レーベル関係から日本ではアメリカのプログレとして紹介されましたが、どうなんだろう。曲によってはもろヘヴィ・メタルだも…

Doin' The Meatball / The Section

「セクション登場」という72年のデビュー作に入ったセクションのナンバー。ダニー・クーチ(g)、リー・スクラー(b)、ラス・カンケル(ds)、クレイグ・ダーギー(kb)の4人。西海岸を中心に活動し、sswのバック(一番有名なのはジェームズ・テイラーとジャクソン・…

【水曜インスト】Call Me / Tony Hatch & His Orchestra

これも今年買ったものか、Pye時代のトニー・ハッチ関連の8枚からセレクトされた「グルーヴィー・ギア」と言う日本編集もの('95)は解説をコレクターズの加藤君とライターの小松崎さんが書いてます。スウィンギン・ロンドンにかこつけてどさくさに出した様な(…

【水曜インスト】Our Favorite Shop / The Style Councl

スタイル・カウンシルはジャム解散後ポール・ウェラーが、元マートン・パークスのミック・タルボット(kb)と組んだユニットで その名の通りスタイル委員会で、初期には、60'sソウル、ファンク、ボサ・ノヴァ、オルガン・ジャズなどいろんなスタイルを試したもの…

【水曜インスト】Wshington Square / Village Stompers

某ごうきさんとかぶってしまいましたが、哀愁のbanjoをフィーチャーしたディキシー風のこのナンバー、?ワシントン広場の夜はふけて"の邦題で知られるものです。63年に日本でもヒットし、日本語歌詞が付いた邦楽カヴァーも生まれたそうです。小林亜星が書いた…

【水曜インスト】Hey Jude / Al Kooper

このカヴァーは新鮮でした。アル・クーパーの自選コンピ「Rare And Well Done」のRareサイドに入ったビートルズのカヴァー。手元にCDがないんで詳細忘れましたが、BS&T時代かなあ?キレッキレのインストであります。ちなみにこの曲、68年の今日、ビートルズ…

Harri's On Tour / George Harrisson

70's半ばはトム・スコット(sax)の時代でもあったのだなあと思います。僕が洋楽聴き始めた頃、あちこちでスコットやLAエキスプレスの名前がきかれました。ジョニ・ミッチェルのバックで「Miles Of Ailes」のライヴを務めたり、ジョージ・ハリソンのツアーに参…

Soul Sacrifice / Santana

サンタナと言えば僕はまずウッドストックでのこの曲ですね。しっかしカルロス・サンタナも若い。レコード・デビュー前の期待の若手としてウッドストックに登場して、映画でこの熱いパフォーマンスが知られるようになって、サンタナの知名度も上がってゆくわけ…

Steal From A King / Bobby Keys

ボビー・キーズと言えば、マッド・ドッグス&イングリッシュ・メンやストーンズとの仕事で知られるsax奏者で、Atlanticに残したソロが今年新名盤探検隊でCD化されました。プロ野球ニュースの「今日のホームラン」っぽいダイナミックな曲が並んでますが、冒頭…

Overture From Tommy / Assenbled Multitude

昔からこれってなんだろうと思ってたのが、アセンブルド・マルチチュード(Assembled Multitude)です。ザ・フーの「トミー」からの曲をインスト化しリリースした70年のシングルは16位まで上がってますが、ほとんど歌のない歌謡曲の世界。なんでもフィラデ…

【水曜インスト】Love At First Sight / Sounds Nice

ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンズブールの”Je t'aime...moi non plus”('69〜ちなみにオリジナルはブリジット・バルドー&ゲンズブールのヴァージョンですが、様々な問題を含んでたんで長らく公式には未発表でした)をインスト化した70年のヒット。サウ…

Totem Pole / Peter Jay & Jaywalkers

ピーター・ジェイ&ジェイウォーカーズは、ビートルズ登場以前に盛り上がっていたシャドウズ・タイプのギター・インストゥルメンタル・グループです。テリー・リードがメンバーだった事もあるようです。一番有名なのはバラエティや運動会で今でも使われる事…

Lazy Susan / Dan Fogelberg & Tim Weisberg

リアルにAORを感じたのはボズ・スキャッグスとかではなく、sswのダン・フォゲルバーグとフルート奏者ティム・ワイズバーグの共作「Twin Sons Of Different Mothers」を聞いた時でした。これぞ大人のロック(ではないけど)って感じしたのです。ほとんどが歌…

Scorpio / Dennis Coffey & The Detroit Guitar Band

Rhinoのソウル・ヒッツで知った曲なんでてっきり黒人アーティストだと思ってましたが、デニス・コフィーは白人gtr。ファンク・ブラザース・スタジオ・バンドのメンバーとしてMotown関連の多くの作品に関わってきた人だそうです。71年の"Scorpio"は、71年に6…

Beck's Bolero / Jeff Beck

"Hi Ho Silver Lining"のB面に入ったジェフ・ベックのこの曲は、昔はタイトルよくわからなかったけど、ラベルの"Bolero"を引用したベックのボレロってこと。「Truth」にも収録されましたが、動画はエンディングのgが違う別ヴァージョン。ベック(g)、ジミー・…

Coronarias Redig / Deep Purple

3期パープルの英でシングルになった"Might Just Take Your Life"のB面に入ったものです。ツアーの合間にスウェーデンで録音された曲で、インストなのはカヴァーデイルガ過労で歌えなかったらしいから。よってカヴァーデイル抜きの4人で録音。"You Fool No On…

Grand Junction / Poco

ポコのデビュー作に入った軽快なインスト。ラスティ・ヤングのdobroとsteelが活躍します。初期のリッチー・フューレイとジム・メッシーナがいた頃のポコは、とにかく元気のいい曲が多かった印象があります。タイトルは地元コロラドの名勝地だったと記憶しま…

A Sparkling Of Clouds / Gong

追悼ジリ・スマイスということですが、水曜はインストなのでジリの悩ましいspace whisperは聞かれません。代わってティム・ブレイクによるめくるめくシンセの世界。トリップ系のプログレバンドとしてのゴングならこの曲でしょう。前面に出る事はないですが、…

On Beautiful Lake Spenard / The Youngbloods

ヤングブラッズ名義ですがこの曲は実質はバナナのソロに近い。エレピのジャジーなトーンはこの時期のヤングブラッズの代名詞でもありました。石ころのジャケの「Rock Festival」('70)から。これはWB内に作ったRaccoonレーベルの最初の1枚でした。 https://ww…