マック
「Mystery To Me」はジャケが変ですけどウエルチ時期のマックとしてはかなりのクオリティを誇ってます。しかしボブ・ウエストンとジェニー・フリートウッドの浮気がばれウエストンがクビになったり、クリスティンとprodのマーティン・バーチの不倫問題が深刻に…
「枯れ木」に入ったメロウなインストです。作者はダニー・カーワン。カーワンのマック最終作となったこのアルバムでは、カーワンがメロディーメーカーとして枯れてしまったのではないかと思えるくらい不調でしたが、この曲は別。メロディアスなgソロが印象的…
ヒット曲ではないですが、スティーヴィーにもこうしたしっとり曲があります。「Tusk」に入った"夜ごとの嵐"です。ここでのstormは恋人と心が離れつつある主人公の心のさまで、「今まで一度だって 青くて静かな海でなんてなかった、いつだって嵐だったわ」と…
「Mirage」リリース後ミック社長が新たに始めたのがZooというバンドで、マック・ファミリーが参加したLP「I'm Not Me」を83年にRCAからリリース。後にメンバーとなるビリー・バーネットはここでスカウトしたんでしょうねえ。シングル曲”Angel Come Home”では…
70年5月のドイツ公演後ピーター・グリーンは脱退してしまうのですが、直前に ”The Green Manalishi”と言うシングルが出ました。ブルーズロックがハードロックと結び付く事が多かったこの時期らしいもので、ある意味ゼッペリン的なリフをかましてた感じもあり…
リアル初マックは”Go Your Own Way”ですが、好きになったのは”Dreams”でのスティーヴィーの姿からでした。くしゃくしゃにした自然体の髪型、美声ではないけどキュートな歌声などそれまでの女性ロックファッション・メイクなどとは対極のところにあった(まだ…
4枚組ボックス「The Chain」で初お目見えした「Mirage」期の未発表曲です。なんでこれが?と思うくらいのクオリティで、「Mirage」の拡大盤にも収録されてます。リンジーがvo。https://www.youtube.com/watch?v=F9CQFNqlrEA
「Mirage」リリース後のインターバルでやっとソロアルバムを完成させたクリスティンは、”Love's Got A Hold On Me”と”Love Will Show Us How”のポップなヒットを出しますが、”Ask Anybody”のような渋い曲もあります。これはスティーヴ・ウィンウッドとの共作…
アコースティックな"Landslide"は、バッキンガム・ニックス時代のレパートリーでそのまま「ファンタスティック・マック」に持ち込んだものです。リンジーとスティーヴィー以外は演奏に加わっていないかも?https://www.youtube.com/watch?v=K_PQ4fRQ5Kc
「Mirage」に入ったリンジー曲でダイナミックな”Never Going Back Again”と言う感じ。こういう曲を聴くとリンジーのバディ・ホリー・フォロワーぶりがわかりますね。https://www.youtube.com/watch?v=1siQIq6CGEg
アルコール癖でマックを追われ、その後DJMからソロを出しましたが、しまいにはホームレスになったと言う噂のダニー・カーワン。サヴォイ・ブラウンのアンディ・シルヴェスター(b)、ポール・レイモンド(p)、ウィングスのジェフ・ブリットン(ds)が参加したファー…
「Rumours」にライヴ音源で入った”Songbird”はクリスティンの弾き語りのナンバーですが、個人的には最初の拡大ヴァージョンに入ったアウトテイクが好き。そっちはリンジーのアコギがいいアクセントになってます。https://www.youtube.com/watch?v=51vjhSlUCcE
「ファンタスティック・マック」に入ったリンジーなりのブルーズで泣きのgが入ったドラマティックなヤツです。動画は76年のRosebud Film('77)と呼ばれるドキュメンタリー・フィルムのライヴシーンで野外でのパフォーマンス。クリスティンはほとんど映りませ…
Blue Horizonを離れRepriseに移籍した「Then Play On」('69)が結果的にピーター・グリーンの最終作でした。このアルバムにも収録されたヒットシングル"Oh Well"は、Part1がたたみかけるようなブギロック、Part2が哀愁のメロディを持ったマイナーコードのメラ…
「Behind The Mask」('90)の後、今度はビリー・バーネット、リック・ヴィトウ、スティーヴィーが辞め、クリスティンがライヴからの引退を宣言するとさすがにバンドは解散だろうと思いましたが、ミックのソロ・プロジェクトZOOでvoをやっていたデラニー&ボニ…
マック時代は不遇な印象でしたが、ソロになったらバンドもソロも脚光を浴びて報われた感じがしました。ハードロックのパリスを経てソフト&メロウ時代の77年にリリースした「French Kiss」にはマックのメンバーも協力していました。78年3月のカリフォルニア・…
リンジーとクリスティンがvoをシェアする"World Turning"も「ファンタスティック・マック」リリース当時のステージで盛り上がった曲。何と言ってもミック社長がボンゴ持って立ち上がりステージ前の方まで出てくるパフォーマンスがありました。この辺のアフリ…
「Mirage」からのスティーヴィー曲。この人の曲の楽しみ方はファッションや髪型もあります。マック参加直後はナチュラルなスタイルでしたが、この頃はフェミニンなヒラヒラの衣装が多くなります。いかにもこの人らしいポップなメロディで、自分の過去の作品…
「Kiln House」に入った”Station Man”はジェレミー・スペンサーとダニー・カーワンが歌う派手さのないナンバーで、レコーディングに参加たクリスティン(イラストだけと言われてましたが)の声もしっかり聞こえます。PVはレコーディングセッションもとらえた…
元々スタン・ウエッブのチキン・シャックにいたクリスティンは、ジョン・マクヴィーと結婚し家庭に入ると言われてたようです。いわば結婚記念とも言える初ソロがBlue Hrizonから出た「Christine Perfect」で実に渋く辛口のブルーズ・ロックの1枚。派手さはあ…
「Live」('80)のあとバンドが休止状態になるとスティーヴィー・ニックスはソロアルバムに着手しますが、選んだパートナーはトム・ペティの仕事で知られるジミー・アイオヴァインでした。完成された「Bella Donna」('81)は、カントリーロック風のものもありま…
シカゴスタイルのブルーズ(ピーター・グリーンのアイドルはもちろんB.B.キング)から始まったマックの歴史は、すぐさまコピーだけに飽き足らずオリジナルの音楽になっていきます。全英#1となった”Albatross”は、美しいインストでサント&ジョニーの”Sleep Wa…
ブルーズ・ロック時代の立役者、ピーター・グリーン、そして後を引きついたジェレミー・スペンサーの脱退、そしてボブ・ウエルチ、クリスティン・マクヴィーを加えた新しいラインナップの新作「Future Games」は71年9月にRepriseからリリースされました。同月…
「Tango In The Night」の後リンジー・バッキンガムが辞め、ビリー・バーネットとリック・ヴィトウが参加したタイミングでリリースされた「Greatest Hits」に収録された新曲の1つでクリスティンが歌うゆったりとしたナンバー。88年というと僕はもうリアルの…
ボブ・ウエストンとジェニー(ミック夫人)の不倫そしてウエストンの解雇に発する74年初頭のツアーキャンセルは、バンドに経済面で大きなマイナスになりました。マネージャーのクリフォード・デイヴィスは、現メンバーでツアーできないならば...と秘策を練り…
「Live」リリース後メンバーはソロ活動に入りますが、リンジーはほとんど自分ひとりで作り上げた「Law And Order」を米Asylum(だったのですよ!)からリリース。日本ではMercury(フォノグラム)から出ました。ここからの”Trouble”は大ヒット(最高位9位)。…
73年10月に早くもリリースされた(前作「Penguin」から7ヶ月後)「Mystery To Me」は、6人体制からデイヴ・ウォーカーを抜いた5人組。米67位ともはや完全に市場をアメリカに絞った事が成功しています。ただしジャケットのケーキをつまみ食いするゴリラのイラス…
マック参加以前にスティーヴィーとリンジーが組んでいたバッキンガム・ニックスの唯一のアルバムは、2年前に韓Big PinkよりCD化されましたが、"Crying In The Night"のシングル・ヴァージョンも入ってたのが嬉しかった。元ミュージック・マシーンのキース・…
79年9月に2枚組のヴォリュームとなった「Tusk」に先駆けた先行シングル”Tusk”がリリース。ドジャー・スタジアムで南カリフォルニア大の100人を超えるマーチングバンドをフィーチャーしたもので、アフリカン・ビートを導入したリンジーの意欲作です。コマーシ…
アルコール問題でカーワンを解雇したバンドは、アシュカンやアシュマン・レイノルズにいたボブ・ウエストン(g,vo)とまたテコ入れの意味で、他のメンバーの反対もあったらしいですが、元アイドルレース〜サヴォイ・ブラウンのデイヴ・ウォーカー(vo,harp)の参…