マック
ボブ・ウエルチ、ダニー・カーワンの二人のgをフィーチャーした時期の「Bare Trees」(枯れ木)はバッキンガム・ニックス以前の代表作とされてますが、個人的にはカーワンが不調(ストレートな曲ばかり書きすぎ)であまり買ってません。ウエルチはソロでも再…
「MTV・アンプラグド」の特別番組の為に10年ぶりに全盛期の5人で集まったマックはこれで手ごたえを感じ、ライヴ活動を引退した(と当時言われてました)クリスティン以外の4人は再び一緒になってライヴを行うのですが、そのきっかけとなった「MTV・アンプラ…
「ファンタスティック・マック」(デビュー作と同じく「Fleetwood Mac」なのでWhite Fleetwood Mac AlbumとクリスティンはライヴのMCで呼びました)に入ったクリスティン曲では一番好きな”Over My Head”です。アルバム・ヴァージョンはフェードインで始まりま…
「Mirage」から5年経ってリリースされた(もうアルバム出してツアーやってソロ活動して、忘れた頃に再集合する、というバンドだという事がみんなに広まりました)「Tango In The Night」に入った最初のシングルで、リンジーが歌います。打ち込みを多用した音…
今度はジェレミー・スペンサーが去り、新たに加わったのは旧知のクリスティン・マクヴィー(kb,vo)とアメリカ人gtrのボブ・ウエルチ(g,vo)でした。ウエルチは黒人リズムセクションとヘッド・ウエストと言うバンドで1枚仏VogueにLPを残しています。昔の本でソ…
「Then Play On」('69)の後それまでフロントに立っていたピーター・グリーンは脱退、続いて中心となったのはスライドgの名手、ジェレミー・スペンサーでした。グリーン時代末期にいたりいなかったりが多かったスペンサーの事を3人目のgtrダニー・カーワンが…
「Tusk」の後のメンバーのソロ活動の成功で、バンドはそのままフェイド・アウトするかと見せて82年突然リリースされた「Mirage」です。ここに入った”Wish You Were Here”は、なんとストーン・ザ・クロウズのコリン・アレンとクリスティンの共作で、いにしえ…
スティーヴィー・ニックスが2枚組「Tusk」で書いた5曲はどれも印象的でして、一番有名なのはセカンド・シングルとなった”Sara”でしょう。アルバムでは6分を超えるナンバーをシングルでは4分台に編集。アルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンは違う…
元々はジョン・メイオールのブルーズブレイカーズにいた面々が組んだバンドですし、バンド名から中心となってるのはフリートウッド(とジョン・マクヴィー)です。フリートウッドと言う人の目立ちたがり屋の部分は、セカンド「Mr.Wonderful」('68)のジャケの…
レココレではやらないだろう「ベスト50シリーズ」、スティルス、ウィンウッド、リンダ、パワーポップ、英サイケと来て、次はマックです。2年くらい前にマックの50年という記事を連日書いてましたが、「Mirage」あたりで中座してしまいました。今回はその後も…
フリートウッド・マックのルーツのルーツは、63年のシャインズ(Cheynes)に始まります。ミック・フリートウッド(ds)がピーター・バーデンス(kb〜後にキャメル)らと組んでいたポップバンド。アイズレーの"Respectable"をカヴァーしています。 https://www.you…
シカゴスタイルのブルーズ(ピーター・グリーンのアイドルはもちろんB.B.キング)から始まったマックの歴史はすぐさまコピーだけに飽き足らずオリジナルの音楽になっていきます。全英#1となった”Albatross”は、美しいインストでサント&ジョニーの”Sleep Walk…
ミック・フリートウッドと言う人の目立ちたがり屋の部分は、最高位10位のセカンド「Mr.Wonderful」('68)のジャケのびっくり顔でもわかります。これに味をしめたのか化粧して女装したヴァージョンが米編集の「English Rose」でシングル曲と、「Wonderful」か…
67年にボブ・ブラウニング(b)、ジェレミー・スペンサー(g,p,vo))にピーター・グリーン(g,vo)、ミック・フリートウッド(ds)でバンドはスタート。ジョン・マクヴィー(b)が契約の関係でブルーズブレイカーズと掛け持ちでしたが、ブラウニングに代わり、68年2月…
今年2017年でフリートウッド・マックは結成50周年だそうです。ざっくりとアルバムを追って振り返ってみます。まず前史。マックのルーツの歴史は、63年のシャインズ(Cheynes)に遡ります。ミック・フリートウッド(ds)がピーター・バーデンス(kb〜後にキャメル…