今年買ったもの

ダディ・ロングレッグス

■Oakdown Farm / Daddy Longlegs 71年、ヴァーティゴに残した唯一の作品「Oakdown Farm」のCD化は独Repertoireより。ジャケットがヒプノシスであることと、そのレーベルから、プログレ風の音が想像できるけど、秋の一日農場で野球を楽しむメンバーを俯瞰で取…

ショパン

■Grand Slam / Chopyn 存在は知っていたものの現物は見たことなく未聴だった、ショパンの唯一のLPが世界初でCD化された。DJMから素敵なソロがある、ブルー・ミンクのアン・オデル(kb,vo)が、ブルー・ミンクのような匿名的な演奏に飽きツアーできるバンドをや…

デイル・ホーキンズ

■LA,Memphis & Tyler,Texas / Dale Hawkins デイル・ホーキンズといえば、CCRがカヴァーしたロックンロール・クラシック"Susie-Q"で知られたロカビリー系のロックンローラー/ギタリスト。このルイジアナ出身の大ヴェテランが69年にBellに残したのが「LA,Memp…

J.ガイルズ・バンド

■Blow Your Face Out / The J.Geils Band 76年に出たJガイルズにとっては2枚目に当たるライヴ。旧邦題は「狼からの一撃」(ちなみに狼とはピーター・ウルフ(vo)のこと)。高校の友人で僕をこの道に導いたKから高校時代に借りたけど、当時はアメリカン・ハード…

ジャッキー・ロマックス

■Home Is In My Head / Jackie Lomax ジャッキー・ロマックスといえば、アンダーテイカーズのvoで、アップルの第1回リリースの1枚に選ばれた「Is This What You Want?」で鳴り物入りでデビューしながら(prodはジョージ・ハリスンだった)、セールス的に失敗し…

ジェファーソン・エアプレイン

■Bless Its Pointed Little Head / Jefferson Airplane 何度も書いてるがジェファーソンの長い歴史の中で、一番好きなのはマーティー・バリン、ポール・カントナー、グレイス・スリックの三頭時代のジェファーソン・スターシップなのだけど、その僕の好きな時…

so#2

■I'm So Glad / Cream ブルーズブレイカーズのエリック・クラプトン、グラハム・ボンド・オーガナイゼーションのジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーによるクリームが結成されたのが66年。68年の解散までに4枚のオリジナルLPを残しただけだが、ブルーズ…

only#3

■There's Only One / Graham Nash グラハム・ナッシュという人は、ホリーズからCS&Nに加わったのだけど、いつの間にか英国人というイメージは消え去っている。CS&N(Yを加えても)の中でももっともメロディアスな曲を書く人だが、3人もしくは4人の中での緊張…

02

■When The Pain Dies Down:Chris Stills 98年に「100 Year Thing」を出したっきり音沙汰がなかったクリス・スティルスが7年ぶりに出した2枚目「Chris Stills」(V2)からのナンバーを地元とも言えるパリ(言うまでもなくクリスは、スティヴン・スティルス=ヴェロ…

wrong#2

●How Could We Dare To Be Wrong / Mae McKenna コントラバンドで出した唯一のLPがそのスジのファンを唸らせたが、トランスアトランティックはバンド解散後、リード・シンガーのメイ・マッケンナを美麗の女性シンガーとして売り出そうとしたようで、初ソロとな…

right#2

●A Right Now Love / Delaney & Bonnie デラニー&ボニーのデビュー作は白人で初めてスタックスからリリースされたというもの。69年リリースの「Home」。ジャケットの佇まいからして強烈な南部臭が漂ってくるが、日本盤CDのライナーで宇田さんが書かれてるよ…

city#2

■Trails Of The City / Mighty Baby モッズ系のバンド、アクションが、60's後半時代にシフトする形でサイケデリックな方向に向かったのがマイティー・ベイビーで、原盤がHeadというマイナー・レーベルだったことからなかなか入手が難しい1枚だった事もあって…

01[Songs To Remember Again]by#3

■Down By The River / Neil Young & Crazy Horse ニール・ヤングという人の魅力はわかるけど、あそこまで熱狂的な評価というのは、なんかわかりづらい。初期のスタジオアルバムは、どれも名作とされているが僕には一長一短で、手書きの汚い歌詞カードみただけ…

エミルー・ハリス

■Elite Hotel / Emmylou Harris カントリー・ロックは大好きだけど、カントリーは苦手。これは今も昔も変わらない。最近のオルタナ・カントリーっぽいエミルーはいいけど、70'sはずっと苦手だった。本当に久々にちゃんと聞き直してみてもそれは変わらなかった…

フックフット

■Hookfoot どうもSunriseというこのレーベルはブートくさい。昨今の英フォーク・ロックの大量の再発は「ハーフ・オフィシャル」なるグレーゾーンのいくつかのレーベルによるものが多いけど、とにかく待ちに待ったフックフットの71年のファースト。原盤はDJM。…

キャサリン・ハウ

■Harry / Catherine Howe 全く知らなかったイギリスの女性ssw。71年の「What A Beautiful Place」(Reflection)がブリティッシュ・フォークの傑作とされているが、入手困難。「Harry」は74年にRCAから出た2枚目で、中道的なMOR風つくり。それはデル・ニューマ…

エルヴィス・コステロ&アトラクションズ

■Goodbye Cruel World / Elvis Costello & The Attractions お盆の頃に聞いていたベスト盤の影響がじわじわ来て、久々に80'sのコステロをちゃんと聞きたくなった。この「Goodbye Cruel World」('84)は、F-Beatがワーナーからではなく、RCAから出てた頃。この…

ゲイリー・ライト

■Gary Wright's Extraction ゲイリー・ライトと聞いて、多くの人が思い出すのは76年のヒット"Dreamweaver"だろう。英国バンド、スプーキー・トゥースに参加した唯一のアメリカ人(ニュー・ジャージー出身)kb奏者で、マイク・ハリスン(p)と共にvo(ライトの場…

リンディスファーン

■Lindisfarne Live 数多くのライヴ盤が出ているリンディスファーンだけど、全盛期に出たのはこれっきり。バンドが分裂中の73年にリリースされた「Live」に7曲加えた完全版で、彼らの地元、71年12月のNewcastle City Hallでのライヴ。どの曲もライヴではおな…

サムライ

■Samurai デラムからデビューしたウェブを前身としたサムライ(ミッキー・カーチスのいたGSバンドではない)の残した唯一の作品(Greenwich Gramophoneというマイナー・レーベルからのリリース)が紙ジャケでCD化された。未発表ライヴを含んだプラケース盤はど…

ランディー・ヴァンウォーマー

■The Best Of Randy Vanwarmer 今年惜しくも亡くなったヴァンウォーマーはデビュー曲"Just When I Needed You Most"(なぜか邦題は"アメリカン・モーニング"でAOR宣伝に長けたCBSソニーらしい宣伝)がヒットした事で、日本でも愛された人。リリース当時はBea…

スモール・フェイシズ

■The Darlings Of Wapping Wharf Launderette / Small Faces イミディエート時代のアンソロジー、といってもほぼ全曲を収めたもの。90's後半に再評価され続々と同じようなアンソロジーが編まれたスモフェだが、デッカ時代の血気盛んなモッズ魂あふれる時期よ…

モット・ザ・フープル

■Mott The Hoople 1stと2ndが2in1になったエドセル盤を持っているのだけど、ボーナストラックの"Ohio"のカヴァーに惹かれて紙ジャケを購入。グラムロックといわれるモット・ザ・フープルだけど、Island時代に限ってはここのレーベルカラーに見合ったアーシーな…

シェール

■Bang Bang /The Best Of Cher 〜 The Legendary Master Series シェールのキャリアというと、ソニー&シェールとしてアトランティックからデビューした時期('64〜'67)、それと並行してインペリアルからソロデビューした時期('64〜'68)、キャップ時代('71〜'…

ランディー・ニューマン

■Randy Newman Live 70年9月にビターエンドで録音された弾き語りライヴ。まあ歌詞がわからなくては・・・なんて言い訳してるひまもなく曲は進んでゆくけど、どれもまずメロディアスで、改めてランディー・ニューマンという人を見直した。ニルソンがニューマンの…

リンダ・ロンシュタット

■Prisoner In Disguise / Linda Ronstadt イーサン・ラッセルによるジャケットが秀逸(それよりも素晴らしいのが次作の「風さら」)な75年作。前作「Heart Like A Wheel」で吹っ切れた感じがあってカントリー・シンガーという枠に収まりきらないものを感じさ…

ヴァン・モリソン

■Bang Masters / Van Morrison ゼムを脱退後ヴァン・モリソンがprodのバート・バーンズのレーベル、Bangに録音した音源は、権利問題から様々なレーベルから手を変え品を変え再発されているが、一応決定盤ともいえるのが91年にEpic/Legacyから出た本作。67年…

パブロ・クルーズ

■The Millenium Collection / The Best Of Pabro Cruise なんとなく聞き逃していたバンド。シスコ周辺で活動する4人組で結成は73年。ストーングラウンドのコーリー・リロイス(kb)、スティーヴ・プライス(ds)、イッツ・ア・ビューティフル・デイのバド・コッ…

ボストン

■Boston / Boston プログレ・ハードなんてまったく判らない言葉(プログレ風でもありハードロック風でもあるならクリムゾンの"Schzoid Man"だってそうだ)で紹介されることが多い、ボストンはトム・ショルツを中心とした5人組ながら、大半の楽器をショルツが…

VA

■Classic Railroad Songs〜From Smithonian Folkways / VA 例えばロバート・アルドリッチ監督の「北国の帝王」、ウディ・ガスリーを主人公にした「わがこころのふるさと」(ハル・アシュビー監督)に出てくるホーボーたちと鉄道は切っても切れない関係にある…