女たち

【月曜の女たち】ローラ・ニーロ

年末に初期の2枚が再発されたローラ・ニーロです。デモの様な手触りながら愛すべき感満載のファーストに比べるとセカンドの「Eli & The 13th Confession」はゴージャスな音も歌声もずいぶん力強くなっています。ゴスペル感満載の"Eli's Coming"はドラマティ…

【月曜の女たち】ヴァレリー・カーター

1年前に訃報が伝えられた、ヴァレリー・カーターです。代表曲は心ある方々がきっと挙げてくれるので、重箱の隅を。1年前も、これは知らんかった、と書きました。ジャン・マイケル・ヴィンセント、ケイ・レンツ(イーストウッドの「愛のそよ風」ね)主演の映画…

【月曜の女たち】サンディー・ショウ

60'sは裸足だった事がトレードマークの英女性シンガーのサンディー・ショウは70's半ばから引退状態でしたが、スミスのモリッシーのアイドルという事で再三のモリッシーからのラヴコールにこたえスミスをバックにしたRough Tradeからのシングル(どれもスミス…

【月曜の女たち】キャシー・スミス

カリフォルニア出身のsswで、フリー・フォークがもてはやされた00'sにちょっと話題になりました。デビュー前のジャクソン・ブラウンやパメラ・ポランド、ジミー・スフィーリス何かと交流があったりしたそうです。デビューがインディーのStormy Forestなんで…

【月曜の女たち】ベス・オートン

デジタル世代のジョニ・ミッチェル、みたいな事を書かれて気になったのがきっかけで、珍しく本気で好きになった人(最高で4枚持ってた時期がありました)。最初に買ったのはセカンドの「Central Reservation」でして、テリー・キャリアが参加した"Pass In Time…

【月曜の女たち】ジャーニー・カアグマン(アース&ファイア)

よくは知らないけど、アース&ファイアはオランダのグループです。"Seasons"が有名なグループですが、シンフォニックな色合いを強めた、この”Storm And Thunder”('71)もすごい。強烈なkbワールドです。このバンドはプログレの側面といかにもユーロ・ポップな…

【月曜の女たち】シャーリー・ケント(ゴースト)

ゴーストという英サイケバンドの紅一点のシャーリー・ケント嬢。あまり知らないのですがゴーストは「When You're Dead - One Second」('70)をGeminiと言うマイナーレーベルから出した5人組。音はもっとヘヴィなサイケなのですが”Hearts and Flowers”という気…

【月曜の女たち】ジュリエット・ローソン

三角帽子をかぶった猿のイラストでタイトルが「Boo」ですもの、印象には残ります。EMI傘下のSoverignと言うレーベルに1枚ソロがあるsswジュリエット・ローソンの話。レーベルがらみもあってプログレ的解釈もされてますが、そういうアルバムではない様な気も…

【月曜の女たち】パティ・サントス

デイヴィッド・ラフレイムのelectric violinとともにイッツ・ア・ビューティフル・デイのvoとして、二枚看板だったパティ・サントスは解散後後期IABDのメンバーだったバド・コックレルとコックレル&サントスを結成。当時のA&Mらしいセンスで洗練された味わい…

【月曜の女たち】フランス・ギャル

昨日の訃報を聞いてから、何となく落ち着かないのです。今朝の朝刊にも囲み記事でておりました。フランス・ギャルを初めて聞いたのは80's初め、すでにギャルと言う言葉が日本語化してましたので、なんだそれ?という感じでした。「クロスオーバー・イレブン」…

【月曜の女たち(再)】ビヴァリー・マーティン

フォーク系のsswジョン・マーティンの奥さんだった人です。60'sにはビヴァリーの名前でアイドル系の女性シンガーでしたが(正月のめでたい曲は今朝挙げました)、結婚後はジョン&ビヴァリー・マーティンとしてIslandに2枚のLPを出してます。80年頃にはジョンと…

【水曜の女たち】プリシラ・ジョーンズ

プリシラ・クーリッジといった方が通りいいか?リタ・クーリッジの姉でブッカー・T夫人。ブッカーT&プリシラとしてA&Mに何枚かLPありました。サザンソウル的な味わいのvo(白人ですけど)を聞かせますが,"Layla"の後半の元ネタとして最近はすっかり有名にな…

【金曜の女たち】タミー・セント・ジョン

スウィンギング・ロンドン時代のティーン・シンガーであるタミー・セント・ジョンは、Pyeに数枚のシングルを残して消えた人です。歌い上げる”Dark Shadows And Empty Hallways”('65)はとても14歳とは思えない、大人びたそして堂々たる歌声です。80'sに英Sequ…

【土曜の女たち】リンダ・ロンシュタット

まあ連動企画なので… リンダは正式に録音してない曲もTVなどで歌っております。シェールとのデュエットになるドビー・グレイの”Drift Away”のカヴァー。歌は二人とも素晴らしいのですが、失敗パーマです。75年。https://www.youtube.com/watch?v=uluWoFJdz2o

【金曜の女たち】モウリーン・マクドナルド(デルタ)

マイケル・マクドの妹のモウリーン(Maureen)はドゥービーの「Livin' On The Fault Line」('79)にも参加してましたが、85年にデルタというバンドでMCAからデビュー。結局この1枚で解散しました。つべにあった事も知りませんでしたが、この"Endless Change"は、…

【金曜の女たち】ジョアナ・カーリン

メラニー・ハロルドの名前でもLPを出してる英フォーク系の女性シンガー、ジョアンナ・カーリンの「Fancy That」('79,DJM)はジャケからしてなかなか手が伸びにくいものですが、かつて「夢見る歌姫」という邦題でCD化されたこともありました。まるでディスコも…

【金曜の女たち】スパイロジャイラ(バーバラ・ガスキン)

以前スチュワート&ガスキンを紹介したんでハットフィールズ以前のスパイロジャイラを。フォークとプログレと女性voは、親和性高いのですが、メロウ・キャンドルやスパイロジャイラはある意味典型です。僕の好きなのはセカンドの「Old Boot Wine」でデイヴ・…

【金曜の女たち】マギー・ライリー

FB界隈でもファンが多いマギー・ライリーはやはりマイク・オールドフィールドのバンドで歌ってた頃知ったという人が多い様です。それ以前にはAnchorから1枚LP出してたケイドゥ・ベルにいました。C・ベルは76年という時代柄ディスコっぽい曲もあったりして、…

【金曜の女たち(再)】ディーナ・ウエブスター

美麗なジャケとすぐに行方不明になったおかげで神格された女神の一人がディーナ・ウエブスターです。英Parlophoneに1枚LPがあるフォークシンガーで、唯一作「Deena Webster Is Tuesday's Child」は古い時代のフォークソングと言う感じで個人的にはさっぱりで…

リスト

ヴィクトリア、ヴィクトリア・ウィリアムズ、ダー・ウィリアムズ、ジュリエット・ローソン、ブリジット・セント・ジョン、ヴァシュティ・ブニヤン ジュリー・ドリスコール、クリスティン・マクヴィー、スティーヴィー・ニックス、ジョアン・ケリー、リンダ・…

【水曜の女たち】イザベル・アジャ−ニ

今日はイザベル・アジャーニの誕生日だそうです。いまや仏を代表する女優で、80'sまでは美人で演技はすごいのだけど直情型のイメージありました。個人的には「アデルの恋の物語」、「ザ・ドライバー」、「死への逃避行」「王妃マルゴ」あたり。一時期シンガー…

【水曜の女たち】インディゴ・ガールズ

インディゴ・ガールズは、85年にジョージア州アトランタで結成された、エイミー・レイとエミリー・セイラーズのフォーク・ロック・デュオです。1000 マニアックスやスザンヌ・ヴェガ、トレイシー・チャップマンの成功でフォーキーなsswを探していたEpicと契…

【水曜の女たち】パール・ハーバー&エクスプローションズ

モーテルズ同様LAニュー・ウェイヴとして注目されたパール・E・ゲイツ率いるパール・ハーバー&エクスプローションズです。今見ると80'sの60'志向だなあと言う感じがよくわかります。昔聞いた時感じた様などぎつさはありません。奇妙なダンスをするパールが…

【水曜の女たち】スーザン・ジャックス

カナダのポピー・ファミリーのvoだったスーザン・ジャックスは解散後ソロになりました(旦那のテリー・ジャックスはジャック・ブレルのシャンソンに英歌詞をつけた”Seasons In The Sun”を大ヒットさせます)。この辺はCD化がおくれていますが73年の初ソロ「I …

【水曜の女たち】スティーヴィー・ラング(ヴァン)

アフリカのザンビア出身の白人女性シンガーのスティーヴィー・ラング(Langeですが、ラングと読むらしい〜元ダンナのwikiより)は同郷のロバート・マット・ラング(シティ・ボーイ、スーパーチャージからAC/DC,フォリナー、コアーズまで手掛ける大ヒット・プ…

【水曜の女たち】エステル・リヴェット

ソングライターとしてジャスト・アスの"桜の木には桃はならない”(これはぜひ邦題で書きたいのです)、ハーマンズ・ハーミッツの"ドアがスウィング”、ビヴァリー・ブリーマーズの"ひとりぼっちの涙”などを書いた、エステル・リヴェットのセルフ・カヴァー集「…

【水曜の女たち】ボニー・コロック

日本では76年のEpic時代がLP出てたけど、なんとなく縁がなかったフォーク系ssw。Rolling Stoneの赤い本では総じて平均以上の評価。70'sにOvation時代を聴いてみたくなりました。フォーク系といってもエレクトリックなバックが付いたものもちゃんとあるようで…

【水曜の女たち】アリソン・スタットン

それほど熱心に聞いてたわけではないですが、ウィークエンド、ヤング・マーブル・ジャイアンツ、ジストというあたりはRough Tradeレーベルでもネオ・アコ・テイストがあって、エヴリシング・バット・ザ・ガールの登場の際もウィークエンドの事は語られました…

【水曜の女たち】ルシンダ・ウイリアムズ

ネット始めた頃「Sweet Old World」というルーツロック系のHP〜掲示板でお世話になってました。あの頃はそのHP名がルシンダ・ウイリアムスのアルバムの名前から取られてる事も知りませんでしたが、オルタナカントリー華やかなりし頃、バディ・ミラー、ジェイ…

【水曜の女たち】ケリー・ウィリス

「カントリー・ロック」はすごく乱暴に言えば、バーズの「ロデオ」と共に誕生して、70's初めにはロックのトレンドでした。その波はヨーロッパや日本にも飛び火したけど、ロックが商業主義に飲み込まれた70's後半にはすでに時代遅れなものとなり、80'sには一…