雨の歌

Like Rain / Grin

これでおしまい、雨の歌。 ブルース・スプリングスティーンのE・ストリート・バンドでも活躍したニルス・ロフグレンが70’s初めに結成していたのが、このグリン。エピック傘下にスピンディジー(Spindizzy)というレーベルを作ってもらえるほど…

Beauty Of The Rain / Dar Williams

そろそろ梅雨も終わりなので、そろそろおしまいにしようか。 ダー・ウィリアムスはボストン出身のフォーク系sswで、現役の人ではショーン・コルヴィンと同じくらい注目してるけど、日本でどの程度知られてるのかは不明。ほとんど持ってるけど、それは同じ…

Rain / Dando Shaft('70)

雨の歌#15 こんな天気続きなので渇水の意味もあります(^^) ダンドゥ・シャフトは英国の5人組フォーク・グループ。フォークロックと呼ぶには、エレクトリックな要素がないので、呼びにくい。トラッド系ではなくオリジナル。メンバーには後にバート・ヤンシュ…

Marching In The Rain / Instant Cytron

雨の歌#14 インスタント・シトロンは片岡知子(vo、kb、programing)と長瀬五郎(g、vo、programing)のユニットで、音楽を一言で言うのは難しい。テクノ風でもあり、ギターポップ的な部分もあり、トッド・ラングレン的な宅録ポ…

It's Raining / Rick Derringer

雨の歌#13 リック・デリンジャーというと、60'sはマコイーズで活躍、70'sに入るとウィンター・ファミリーのprod、エドガー・ウィンター・グループ、ソロ、デリンジャー(バンド)とまさに八面六臂の活躍だった。童顔と甘いルックスからアイドル的な…

Raining In L.A. / Renee Armand

雨の歌#12 これは、さるさる日記時代に紹介したこともあったかな。 レネー・アーマンドのファースト「The Rain Book」(’72)はLP時代から欲しくて欲しくて、でも高かった。数年前まで、たまに見かけても、3000を割ることはなかったので…

Rainy Day Man / Bonnie Raitt

雨の歌#11 ジェームズ・テイラーのアップル時代の曲のカヴァー。この曲が入ったボニーの4枚目「Streetlights」(’74)は、LP時代には日本未発売で(そもそも大傑作の2枚目が「ボニー・レイット登場」で紹介されてから、75年の「Ho…

2000トンの雨 / 山下達郎

雨の歌#10 雨は手のひらにいっぱい、雨の女王、スプリンクラー、レイニー・ウォーク、レイニー・デイ、これはすべて達郎の曲。彼が雨にこだわりを持ってることがわかるが、個人的には大好きな「Go Ahead」のラストに収められていた、2000トンの雨…

Sunshine Looks Like Rain / Nigel Olsson

雨の歌#9 78年にAOR風のバラード、”Dancing Shoes”をヒットさせた、ナイジェル・オルソンは、ディー・マレー(b)と共に70’s前半のエルトン・ジョン・バンドのリズム隊だった人。それ以前には、プラスティック・ペニーというポップ〜…

Walking In The Rain / The Ronettes

雨の歌#8 60’sのガール・グループ&シンガーの中で一番好きなのは、ロネッツというのは、きっと山下達郎の影響だろう。ロネッツの音源がちゃんとした形でいつでも入手できるようになってから、まだ10年ちょっとしかたってないけど、それまではコレクタ…

Right As Rain / The Band

雨の歌#7 76年のウィンターランドでのラスト・ワルツで解散(当時はライヴ活動の休止)した、ザ・バンドの新作「Islands」が77年の春になって届けられたのには、びっくりした。早すぎる。当時リアルタイムで聞いた時は、あまり感じなかったが、…

Ringing Doorbell In The Rain / Valerie Carter

雨の歌#6 ハウディ・ムーン時代はぽっちゃりでルックス的にさえなかった、ヴァレリー・カーターが77年にソロになった時は、折からの女性ヴォーカル・ブームで、ポスト・リンダ・ロンシュタット探しのため、各レコード会社がしのぎを削っていた。EW&Fの…

Rainy Day Friend / Kenny Vance

雨の歌#6 ケニー・ヴァンスは元ジェイ&アメリカンズのメンバーで、オールディーズ感覚にあふれた傑作「Vance32」をアトランティックに残している。名盤探検隊がなければ出会うことがなかった1枚でもある。ジェイ&アメリカンズというと、”Thi…

Rain Oh Rain / Fools Gold

雨の歌#5 イーグルス・フォロワーの一番手だった、フールズゴールドは、ダン・フォーゲルバーグのバックバンド出身で、76年に独立、アリスタと契約してデビューしている。メンバーは、デニー・ヘンスン、トム・ケリー、ダグ・リヴィングストン、ロン・グ…

It Might As Well Rain Until September / Carol King

雨の歌#4 キャロル・キングというと今ではほとんどの人が、「Tapestry(つづれおり)」に代表されるssw的な作品を想像するだろう。70’sの初め、社会情勢の変化に伴って、「歌」も私的な、内省的な題材を取り上げることが多くなり、sswた…

こぬか雨 / 伊藤銀次

雨の歌#3 シュガー・ベイブが残した唯一のLP「ソングス」は、現在ボーナストラック付でCD化されており、ステージのみ演奏された”愛は幻”や"指切り”が収められている。90's終わりに山下達郎がという企画のライヴをやったときに、”ウィンディ・レイディ”、”…

Raining In Memphis / Dan Penn

雨の歌#2 くしくも、きよさんが日記で車ジャケの話でさらっと触れてたダン・ペンの「Nobody’s Fool」(’73)から。ペンというと、アレサ・フランクリンの”Do Right Woman Do Right Man”、ジェームズ・カーの”Dark E…

 Here Comes That Rainy Day Feeling Again / The Fortunes

feelingつながり。 バーミンガム出身のフォーチュンズは、デビューは63年とかなり古いが、当時はマージービート風の歌と演奏だったが、”You’ve Got Your Troubles”のヒット(’65)以降コーラスを生かしたソフトな音作りに変…

水ものセレクト#3

今年で3年目を迎えた水ものセレクト。梅雨の季節になると、FMで「水もの特集」なんて雨にちなんだ特集をやってた頃を懐かしんで作ったのが最初。棚から選んでくる関係上、どうしてもフォーク・ロック関係が多いのだけど、今年も作ってみました。1 雨のテーマ…