rain
アルゾに関してはこの話を書かなくては始まらない。もう10年以上前かな。アルゾ&ユーディンとしての作品がソフト・ロック・ファンを通して日本で人気が出たことをネットで知ったアルゾ本人(すでに音楽を辞めていた)が、連絡してきたことで実現した71年のソロ…
ど定番です。イントロの雷鳴から最後まで完璧な作品。フィル・スペクターのエコー具合、ヴェロニカのべたつく甘い声も素晴らしい。最近のヴェロニカのステージでも歌われてて、ちょっと見るのは怖かったんですが(^^;、見なきゃよかったと後悔。だまって古い…
86年に出たヴェルヴェット・アンダーグランドのアウトテイク集「Another View」に入った"Hey Mr.Rain"は2つのヴァージョンを収録。このフリーキーなジョン・ケイルのviolaをフィーチャーしたのはVersion1です。68年のレコーディング。 https://www.youtube.c…
カナダのヴェテランssw、ゴードン・ライトフットの「Cold On Shoulder」('75)からのシングルです。正直この辺まで手が回ってないというか、ヒット曲しか知らないのが現状。カナダのsswと聞くと実は結構身構えてしまうのです… https://www.youtube.com/watch?…
ベイブ・ルース最終作となった「Kid's Stuff」('76)は、ワイルド・ターキーから移籍のバーニー・マースデンを中心としたポップでファンキーなロックンロールを得意としたバンドに変化しており初期のプログレッシヴな感性は薄れております。ジェニー・ハーン…
ちょっと季節外れですけど。もうすぐやってくるペンタングルの74年の「Reflection」から。不勉強にしてこのLP丸ごとは未聴なのですが、sitarも入った無国籍な音世界。ジャッキー・マクシーの歌声にも癒されます。 https://www.youtube.com/watch?v=wleTuLZL4…
ニール・ヤングの作品としては「On The Beach」('74)に収められましたが、再結成バーズのAsylum盤('73)で取り上げられた曲でもあります。更に後に発掘された71年のマッセイ・ホールでの弾き語りライヴにも収録されてます。こっちのシンプルなヤツの方が味わい…
ザ・バンドのメンバーでいち早くソロ活動を開始したのはリヴォン・ヘルムとリック・ダンコで、あとから思えばロビー・ロバートソンとの仲がうまくいかなくなってたのでまあよくわかるなあと思います。映画にかかりっきりで、別方面へうって出たかったロバー…
大好きな「The Low Spark Of Hi-Heeled Boys」のラストに入った曲です。軽やかなクリス・ウッドのfluteから始まり、途中エキゾティックなリック・グレッチのviolinの短いソロを挟んで後半はsaxに持ち替えたウッドが持ち前のだらだらした混とんとしたムードを…
初期のムーヴのおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさはトラフィックのファーストに通じるものがあります。ポップなサイケデリック。雷のSEで始まる"Flowers In The Rain"は、木管のアレンジが可愛らしい。67年9月30日にスタートしたBBCのRadio1の最初にか…
初期の傑作「Nick The Knife」('82)に収められたニック・ロウの"Raining Raining"は、甘酸っぱいメロディーが印象的です。いつしかアメリカンルーツ音楽に急速に接近し枯れた味わいばかりが目立った肉郎ですけど、80's半ばまでの作品はどれも小粋な魅力に満…
ランク&ファイルは所謂ペイズリー・アンダーグラウンドとして紹介された80'sのUSネオサイケの一つ。といってもガレージ風のものからルーツロック寄りのものまでPUは様々なスタイルがありますが。R&Fは70'sのカントリー・ロックに近いするスタイルですぐに気…
オーストラリアのテクノ集団フラッシュ&ザ・パンは、76年に"Hey St Peter"を国内でヒットさせました。トーキング・スタイルのvoとメカニカルなテクノ臭がカッコよかったデビュー作('79)から再び"Hey St Peter"がイギリスでヒット。このバンドの実態は60'sに…
シカゴの「10」('76)から。ここから"If You Leave Me Now"がヒットしましたが、スティール・ドラムの入った軽快な"Another Rainy Day In New York City"もヒットしました。作者はロバート・ラム。シカゴも相当なキャリアのバンドで昔は好きになろうと色々聞い…
元キングストン・トリオとか、モンキーズの"Daydream Believer"の作者とか、スティーヴィー・ニックスが参加した"Gold"がヒットとか、そういう事も大事だけどsswとしてのジョン・スチュワートは、Warner Bros時代の2枚と「Lonesome Picker Rides Again」と「…
2曲目です。 ザ・バンドやディランが参加し、ややレイドバックし過ぎですが、クラプトンで一番好きなのは「No Reason To Cry」('76)です。この時期のタルサ・バンドは大好きで、とりわけマーシー・レヴ(vo)はクラプトンと対等に歌い合ったりしてカッコイイ…
トニー・ジョー・ホワイトが書いてブルック・ベントンが歌った"Rainy Night In Georgia"は、情感あふれる南部の歌で、どっちもよいのですが、ここではランディ・クロフォードのヴァージョンを。クルセイダーズとやった"Street Life"('79)が有名な人ですけど…
ケニー・ヴァンスは元ジェイ&アメリカンズのメンバーで、オールディーズ感覚にあふれた傑作「Vance32」をAtlanticに残しています。「名盤探検隊」がなければ出会うことがなかった1枚です。ジェイ&アメリカンズというと、"This Magic Moment"のヒットで知ら…
なんでウェンディーのLPをワーナーは70'sに日本盤で1枚も出さなかったのか?この種のものにはわりかし寛容な会社なのに。そのおかげで名前は知ってるけど実際に耳に出来なかった期間が長かった。"Waiting For The Rain"は73年のファースト「Love Has Got Me…
バッドフィンガーのアルバムとしては次の「No Dice」や「Straight Up」に比べるとどうしても弱い、ファーストの「Magic Christian Music」('70)に入った"Walk Out In The Rain"は可愛らしい小品。すっかり忘れておりました。 https://www.youtube.com/watch?…
オールマン・ブラザーズ・バンドが70's半ばに活動休止した際、グレッグ・オールマン、ディッキー・ベッツのグレート・サザーン、そしてチャック・リーヴェルのシー・レヴェルの3つにうまくわかれたのはある意味見事でした。ブルーズやカントリーの影響が少な…
早くも2曲目。けぶるような朝が過ぎないうちにと急ぎます。クリスティン・マクヴィーが本格的にフリートウッド・マックに参加した「Future Games」では歌える人が3人になって、音楽性に幅が出てきました。後年のポップセンスあふれる感じではなく、どことなく…
ベット・ミドラー、ジョー・コッカー、ダスティ・スプリングフィールド、ジュディ・コリンズ、ブライアン・ショート(ブラック・キャット・ボーンズ)、ブラックモアズ・ナイト、ピーター・ガブリエル、UB40などつべで見ただけでずらっと並ぶこれらはこのラン…
言わずと知れたバカラックが書いた映画「明日に向かって撃て!」の挿入曲。B.J.トーマスのヴァージョンがあまりに有名ですが、95年のチャリティ・アルバム「The Help Album」に入ったウェールズのマニック・ストリート・プリーチャーズのヴァージョンで。まあ…
ゲイリー・ボナー=アラン・ゴードンのコンビはタートルズの"Happy Together"、ラヴィン・スプーンフルの"Me About You"などを書いていますが、アラン・ジェイク・ジェイコブズ、ジョン・タウンリーと組んでいたのがマジシャンズです。「Nuggets」に収録され…
イエロー・バルーンのゲイリー・ゼクリーが書いた”Like A Summer Rain” ('66)をジャン&ディーンのヴァージョンで。南カリフォルニア産ソフト・ロックの佳曲です。エンディング近くに聞こえるのはパーシー・フェイス・オーケストラの"夏の日の恋"(避暑地の出…
言うまでもなくディランの曲で、リオン・ラッセルにしようか考えましたが、イーディー・ブリケルにします。トム・クルーズが出た映画「7月4日に生まれて」のサントラにも入ってるそうです。こういうシンプルなフォークロックは誰がやってもそこそこよいのです…
トミー・ボーリンをフィーチャーしたジェームズ・ギャングの「Bang」からの ”Standin' In The Rain” ('74)は、イントロのスライド+エフェクターがカッコイイ。基本的にボーリンってこういうダビングされたスライド命なんで、こういうのがだめだと、4期パー…
2曲目です。 70's初期にはシカゴスタイルのブルーズ・ロック・バンドだったクライマックス・ブルーズ・バンドも、70's半ばより、アダルトでファンキーな白人ロックに移行していきます。多くの英国の白人ブルーズ・ロックが活路をアメリカに求め、試行錯誤の末に音…
初期のフェアポートはジェファーソン・エアプレインやジョニ・ミッチェルの亜流に見られていた事もありますが、そういうのが好きな僕としてはトラッド路線に歌詞を切る前が一番好きだったりします。「What We Did On Our Holidays」と言うセカンドは英フォー…