Bruford(ブラッフォード)

One of a Kind

One of a Kind

a■■■One Of A Kind('79)
b■■Masterstrokes('86)
元イエスキング・クリムゾンのds、ビル・ブラフォードのバンド。UKを一緒に辞めたアラン・ホールズワース(g)、元ナショナル・ヘルスのデイヴ・スチュワート(kb)、ジェフ・バーリン(b)の4人組によるのがa。この時代にこの音は奇跡。
bはホールズワース脱退後ジョン・クラーク(g)が参加したセカンド、パトリック・モラーツとのジャズ色濃いデュオ、更に78年の初ソロからも含むコンピ。

Buchanan,Roy(ロイ・ブキャナン)

You're Not Alone

You're Not Alone

■You're Not Alone('78)
72年にPolydorからデビューしたブルーズ・gtr(日本盤が出てたポリドールは、クラプトン、ジミ・ヘンドリックスリッチー・ブラックモアパット・トラヴァースらとともに70's後半ギタリストの一大キャンペーンを行い、その為に名前は聞いたことあるけど、よくわからない人の代表格になっていた)。いわゆるミュージシャンズ・ミュージシャンで、クラプトン、スティーヴ・ハウジェフ・ベックなどの第一線で活躍する人たちがファンを自認。ベックに至っては「Blow By Blow」の1曲でブキャナンに捧げており、それで名前を知った新たなファンも多い。
有名曲"The Messiah Come Again"は、後に再演されるが72年の1stから。

日本では「Live Stock」('75)、「A Street Called Straight」('76)あたりから人気となり地味ながら来日公演もあって、レコード化された。
78年の「You're Not Alone」は、テレキャスターからレス・ポールに代えたことから「レス・ポールとの遭遇」(これはは「未知との遭遇」に引っ掛けた原題を更に引っ掛けた深いもの)という邦題が付いてて、僕的にはニール・ヤングジョー・ウォルシュのカヴァーというのがポイント。しかもvoはParamountにスワンプなLPがある、ゲイリー・セント・クレアだ。

Buckingham Nicks(バッキンガム・ニックス)


■■■Buckingham Nicks('73)
リンジー・バッキンガム(g,vo)とスティーヴィー・ニックス(vo)によるデュオ。もともとはフリッツという名前で67年頃から活動していたフォーク・ロックで、これが最終的にデュオとなり73年にPolydorから唯一の作品をリリース。prodはキース・オルセンで、後にマック時代と比べると瑞々しさが違う。74年にボブ・ウエルチの後任としてマックに参加し、バンドにブレイクの原動力となるが、私的なパートナーシップは解消。日本盤は78年にニックス・バッキンガムとしてリリースされた。


Bunyan,Vashti(ヴァシュティ・バニヤン)

Just Another Diamond Day

Just Another Diamond Day

a■■■Just Another Diamond Day('70)
b■■Lookaftering('05)
マーキーからの日本盤CDが出るまで存在すら知らなかった英フォークの宝物(と思ったら60'sにDeccaからシングル出してたガール・シンガーのヴァシュティと同じ人)。

70年に出たaはジョー・ボイドのprodで、フェアポートからサイモン・ニコル(banjo)、デイヴ・スワブリック(fdl)、インクレディブル・ストリングス・バンドからロビン・ウィリアムソン(harp)らが参加。儚いvoが印象的な「物語性」(ファンタシーと書くと語弊あり)を持った1枚。その後伝説となったヴァシュティは05年に奇跡的に復活。来日公演も行った。