Chambers Brothers(チェンバーズ・ブラザーズ)

Time Has Come

Time Has Come

70's半ば頃までCBS系のロックのコンピには、サンタナ、シカゴ、BS&T、アル・クーパーなんかとならんで必ずチェンバーズ・ブラザーズの"Time Has Come Today"が入ってました。ある意味時代を象徴した曲だったんですねえ。ミシシッピー出身の黒人4人組兄弟を中心に結成。68年の"Time Has Come Today"はカウベルが印象的なナンバー(#11)で、R&Bというよりはロック的です。

Champion(チャンピオン)

モットの変則ヴァージョンがブリティッシュ・ライオンズなら、ラフ・ダイアモンドの変則ヴァージョンがチャンピオン。鳴り物入りでIslandからデビューした”スーパーグループ”のラフ・ダイアモンドですが、デイヴィッド・バイロン(vo)と他のメンバーのソリが合わずあっけなく解散。デイヴ・クレムソン(g〜元ハンブル・パイ)、ウィル・バス(b)、デイモン・ブッチャー(kb)は、ストレッチからジェフ・リッチ(ds)、ゲイリー・ベル(vo)を加えEpicからデビュー。prodはゲイリー・ライオンズで来たるべく80'sを意識したようなフォーリナー・タイプの歌ものロックらしい。ラジオでかかった"It's Your Life"しか知らないけどあれは結構重かったような覚え。

Chanter Sisters(チャンターズ・シスターズ)

■Ready For Love('78)
ドリーンとアイリーンのチャンター姉妹は、たとえばスー&サニー、ライザ・ストライク、レスリー・ダンカン、マデリーン・ベルあたりに比べると知名度は落ちるが、70's半ばより女性コーラスとして英ロックを支えた姉妹チーム。70年にPage Oneよりバーズ・オブ・ア・フェザーとしてデビュー。


その後コーラスの仕事が多いが76年に"Sideshows"(Polydor)が小ヒット。動いてる姿が見られるがこんな2人だったのね…

78年にはパープル系レーベルのSafariから2枚出しているが「Ready〜」はそのうちの一つ。完全なディスコ。CHICAKOさんに聞かせてもらったもの。タイトルはバーニー・マースデンの"Are You Ready"(チャンター姉妹活躍)を思い出す。

Cassidy,Dan(ダン・キャシディー)


■Dan Cassidy('72)
ケニー・ランキンがいた事しか知らないLittle Davidは、Atlantic傘下のレーベルです。ここに知る限り1枚あるだけのダン・キャシディーの72年盤も日本ではほとんど語られない1枚です。ブルックリン生まれのキャシディーがLAのレコード・プラントで録音した本作は、レッキング・クルー*1のマイク・ディージー(g)、ラリー・ネクテル(kb)、ジェリー・シェフ(b)、ケニー・ランキン(g)、ジム・ケルトナー(ds)、ジム・ホーン(sax)らが参加。いわゆるsswの作品ですが、こってり系の音づくりでトレイド・マーティンあたりのイタロ・アメリカン・ポップスに近いです。その辺が好みの分かれ目かな。
"Wintersong"以外、僕は何度聞いても引っかかりませんでしたけど。確か難波あたりの中古屋で購入。

*1:フィル・スペクタービーチボーイズ関連でバックを務めたスタジオ・ミュージシャン集団でハル・ブレイン(ds)、ジョー・オズボーン(b)、マイク・ディージー(g)、ラリー・ネクテル(kb)、グレン・キャンベル(g)、アル・ケイシー(g)、スティーヴ・ダグラス(sax)、リオン・ラッセル(kb)、ジム・ゴードン(ds)etcがメンバーに名前を連ねていますが、もちろん通称で、正式なバンドではありません