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When the Pain Dies Down: Live in Paris (Dig)
■When The Pain Dies Down:Chris Stills
98年に「100 Year Thing」を出したっきり音沙汰がなかったクリス・スティルスが7年ぶりに出した2枚目「Chris Stills」(V2)からのナンバーを地元とも言えるパリ(言うまでもなくクリスは、スティヴン・スティルス=ヴェロニク・サンソン元夫妻の子供)のStudio Du Palais(小さなクラブなのか?)でライヴ録音したEPが本作。06年リリースで全曲2枚目から。オヤジであるスティヴンからの影響が大きかった1枚目と比べると、2枚目(未聴)では母親のヴェロからの影響も強く感じられるという(仏語で歌われる"Demon"、"La Fin Du Munde"もある)。Christopher Gauziede(ds)、David Demers(b)にStills(g,p,vo)というシンプルなセットで、どちらかというとアンプラグドな世界。ザ・バンドの"The Weight"の仏語カヴァー"Fanny"は、「Chris Stills」のシークレット・トラックだったものと同じだろう。結局ここばかり語られるのもツライ。オリジナルはどれも地味な印象をうけるが、タイトル曲はいい。