12018■女の警察・国際線待合室('70日本)

監督:丹野雄二
出演:小林旭、青江美奈、戸部夕子、左時恵、長門裕之、カルーセル真紀

「女の警察」は、梶山季之の原作を基にしたでシリーズもので、興業社の人事保安部部長を演じる小林旭が主演。銀座を舞台にしたキャバレー、クラブ、バーの水業界の風俗ものという側面が強い。これは第3作でこのサブタイトルがなんともアナクロ。青江美奈が数曲歌う。お色気路線も強調されたプログラム・ピクチャー。未DVD化。

1964

The Rolling Stones(EP) ('64.1)
3・Not Fade Away / Little By Little ('64.2)
**1・The Rolling Stones ('64.4)

64年に入るとR&BカヴァーのEP「The Rolling Stones」をリリース。チャック・ベリーの"Bye Bye Johnny"、バレット・ストロングの"Money"、アーサー・アレクサンダーの"You Better Move On"、そしてコースターズの"Poison Ivy"の4曲。
特に"You Better"の意外なポップ感覚、ビル・ワイマンブライアン・ジョーンズのコーラスなどがききもの。

3はサード・シングルで#3UK。USデビューシングルになり#48。バディ・ホリーの有名曲のカヴァーでストーンズ版はボ・ディドリー・ビートが強調されている。フィル・スペクターがmaracusで参加。B面の"Little By Little"はナンカー・フェルジとスペクターが共作という形になったR&B。

ジャケットにタイトルもアーティスト名も入ってないことで有名なデビューLP「The Rolling Stones」は、#1UK。一部曲を変えて("Not Fade Away"加えて"Mona"を外す)「England's Newest Hitmakers」のタイトルでUSリリース('64.5)。R&Bのカヴァー中心で、初期ストーンズのダーティな感じがよく伝わってくる。唯一のジャガー=リチャード作となったのが"Tell Me"で、日本では後に独自にシングルカットされたバラード。黄色い声を発する日本の女性ファンは"照美"の歌だと思ってたというウワサあり。

ルーファス・トーマスの"Walking The Dog"では、ジョーンズのダミ声コーラスがしっかり聞ける。

England's Newest Hit Makers: Rolling Stones

England's Newest Hit Makers: Rolling Stones