■■麦秋('51日本)

監督:小津安二郎
出演:原節子笠智衆東山千栄子三宅邦子淡島千景

久しぶりに見ました。最初に見たのは早稲田にあったACTミニ・シアターでした。もう30年くらい前の話。小津映画では古典の部類に入ります。こんなに長かったっけという印象。杉村春子が「あんパン食べる?」と聞いてからまだ30分もあった。淡島千景原節子の秋田弁合戦が面白いです。今日は二本立てなんでこれから「秋刀魚の味」見ます(^^)

ジャッキー・デシャノン

ジャッキー

ジャッキー

夜ごとの美女】ジャッキー・デシャノン
結局のところ、ジャッキー・デシャノンのこと好きなのか、そうじゃないんかよくわかりません。もちろんいい曲もいっぱいあるんですがアルバム1枚となるとなかなかつらいし、ソングライターとしてならまだしもパフォーマーとしては魅力に欠けるなあと思ってた時期があった事も事実。結局よく聞くのは「Jackie」('72)あたりになってしまうのですが、60'sからやってたキャリアが邪魔してか、70'sのsswのブームに乗り遅れたというか、そっちの方向で行こうとしたらもうブームは終わってたというかそんな感じです。キム・カーンズが"Bette Davis Eyes"をカヴァーして話題になった頃が最後のチャンスだったのかもしれません。美人なのに惜しい。

スモール・タウン・トーク

【河馬】66・Small Town Talk
オリジナルの"Small Town Talk"が入ったボビー・チャールズの「Bobby Charles」は、いわゆるウッドストック系の癒し系、枯れ系の名曲名演がワンサカ詰まった至福の傑作です。リック・ダンコとチャールズの共作のこの曲は、77年に出たダンコのカヴァーによってやっと日本でも一部に広まった気がします(チャールズのこれも、カヴァーしたベター・デイズのセカンド(ジェフ・マルダーが歌います)も、ジャッキー・デシャノンのも日本では紹介されなかった)。と書きながら、イヴォンヌ・エリマンの「Rising Sun」('75)は出てました、そういえば。スティーヴ・クロッパーのprodで、クラプトン・バンドの女性シンガーとして日系のルックスのまた親しみやすかった。元々は「ジーザス・クライスト・スーパースター」のロンドン・キャストのマリア役で有名になった人で、Purpleから出た最初のソロもザ・フーからザ・バンドまで結構凝った選曲でした。原曲をなぞるようなアレンジですが思わぬ拾いものでした。