dancing#2

■Dancin' With Tears In My Eyes / Carole King
キャロル・キングで一番有名なのは「Tapestry」ですが、一番楽しかったのは「Pearls」('80)です。60'sのヒットメーカーだったゴフィン=キング時代のセルフ・カヴァー中心の文句ない楽しさです。sswというよりはポップスの人、というのがキャロ・キンへの最初の認識でした。バーズ、リトル・エヴァ、シフォンズ、アソシエーション、BS&Tなどへの提供曲に交じっておそらく新曲だったのが"Dancin' With Tears In My Eyes”でした。イントロからしてカッコイイ。

#2 「緑の恐怖」 ('67〜セブン2)

幼心に相当なキョーフ心を植えつけられた1本。セブンの第2話で、ワイアール星人。この草(というかワカメみたいな)宇宙人は人を襲って(深夜襲われる酔っ払いは、ご存知大村千吉)、襲われた人間は宇宙人化するというドラキュラ方式。ステーションV3から休暇のため帰還した石黒隊員が、ワイアール星人に乗っ取られていたという設定ですが、小田急ロマンスカーの中でワイシャツの袖から出た手がワカメ状になってゆくさまは怖い。ちなみにワイアールとはYR(=You Ryokuso=葉緑素)からとられていると言います。
エンディングのポインターのシーンでスタッフがしっかり映っておりました。


チルソナイトをサーチするダンの眼が怖い

ジャック・フィニィの「盗まれた街」の繭を思い出す
監督:野長瀬三摩地 脚本:金城哲夫