◆Where Have You Been All My Life / Fotomaker ('78)

ラスカルズラズベリーズのメンバーが集まって組まれたフォトメイカーは、NYのパワーポップバンドで、親しみやすいメロディーが印象的です。久々に聞きますがこんなにポップだったっけ?という感じ。ところっで当時話題になったメイクした女児のジャケ、僕はあまり感心しませんでしたけど。

◆Where Were You When I Needed You / Grass Roots ('66)

初期のグラス・ルーツは、P.F.スローンとスティーヴ・バリが書いたフォークロックな作品をやっていて(実際にバンドがありながら、スローンが歌ってるものもある)その後R&B的なブラスロックへ移行していったのですが、僕はもう圧倒的に初期のファンです。これは最初のヒットとなるフォークロックでいかにもスローン&バリが書いた曲と言った感じです。

アソシエイツ

アソシエーションではないです(^^; こういう音楽は今ではまったく聞くことはないですが、当時はまあラジオでかかってる事もあったんで、ビリー・マッケンジーはヘンな歌い方だなあとか、ナル入ってるなあとか思いつつ、耳にしてはいました。82年の「Sulk」に収められた"Party Fears Two"は、やっぱりデイヴィッド・ボウイーの流れにあるのかなあ。アソシエイツはスコットランド出身のデュオですが、僕にとってのスコットランドの牧歌的なイメージを打ち砕く音。たぶん30年ぶりくらいに聞きました。

スティッキー・フィンガーズ・SDE

5◆Sticky Fingers Super Deluxe Edition / The Rolling Stones ('15、Universal)

Sticky Fingers (Super Deluxe)

Sticky Fingers (Super Deluxe)

71年に出たRolling Stonesレーベル第1弾となったストーンズ作。15年に出たSDEでは、71年3月のリーズ大学でのライヴが13曲収録。この時点では「SF」未リリースの為旧作からのナンバー中心ながら、すっかりストーンズに溶け込んだミック・テイラーが流れる様なソロを聞かせる(ストリングスベンダー的)"Dead Flowers"が素晴らしい。ブルージーな"Midnight Rambler"、ファズgによる有名なフレーズを封印した"Satisfaction"も聞きもの。
またDEではテイラー期の"Brown Sugar"の定番となったスライドgが全面にフィーチャーされたクラプトン参加のヴァージョンも収録。