Aerosmith(エアロスミス)

Rocks

Rocks

a■■■Rocks('76)
b■■Draw The Line('77)
c■■■Live Bootleg('78)
d■■Pandora's Box('92)
もはや誰でも知ってる(経堂駅前のコンビニ店員さえも)デトロイト出身のアメリカン・バンド。当初はストーンズの亜流として軽く見られていたが75年の「Toys In The Attic」(Columbia)あたりから東部を代表するハードロック・バンドとして注目され、4thのaで最初のピークに。
ジャック・ダグラスがprodした密接に音がつまったヘヴィ・ロック。猥雑な歌詞とスピード感のあるロックンロールが魅力。ベスト・トラックは"Back In The Saddle"。

77年のbも同様。ここでは古いブルーズを現代的なハードロックに仕上げている。ブートレガーに向けたようなストレートな2枚組ライヴcは78年のリリース。ラフな演奏を稚拙と見るかバンドの勢いと見るかで評価は変わるが、私見では後者。スティーヴン・タイラー(vo)、ジョー・ペリー(g)、ブラッド・ウィットフォード(g)、トム・ハミルトン(b)、ジョーイ・クレイマー(ds)の黄金期のラインナップの70's最後の輝きとなった。

79年の「Night In The Rats」を最後にペリーは脱退(ジョー・ペリー・プロジェクトへ)。その後ウィットフォードも辞め(テッド・ニュージェントのvoと新バンドへ)、低迷期を脱するきっかけとなったのが85年の「Done With The Mirrors」(Geffen)で、ラン・DMCの"Walk This Way"のカヴァーにより、シーンに復帰し以後の活躍は語るまでもない。dは92年に出たボックス。