Collins,Phil(フィル・コリンズ)

No Jacket Required

No Jacket Required

■No Jacket Required('85)
フレイミング・ユースのメンバーとしてFontanaに1枚LPを出した後オーディションでジェネシスに参加。初期のジェネシスピーター・ゲイブリエル+他のメンバーという図式だった為、当初は全く目立たなかったが74年の「Selling England By The Pound」(Charisma)でvoを披露して徐々に目立ち始める。75年にはバンドと並行してブランドXを結成。そちらではインスト志向のジャズロックを展開。ゲイブリエル脱退後、ジェネシスの顔としてバンドに君臨。親しみやすいメロディアスな曲は、プログレ・バンドというイメージをはるかに超え、80'sを代表するロック・バンドに成長。81年の「Face Value」(Virgin)が初ソロで、EW&Fのホーンズが参加("I Missed Again")。このミスマッチ感覚がおもしろい。

82年の「Hello I Must Going」では、スプリームスの"You Can't Hurry Love"のカヴァーが大ヒット(#10)し、ジェネシスとは全く別のポップな姿が浮かび上がる。

「No Jacket Required」('85,Wea)は更に大ヒットした(#1)3枚目で、"Sussuio"(#1)、"One More Night"(#1)、前年にはEW&Fフィリップ・ベイリーとのコラボ"Easy Lover"('84,Columbia,#2)、映画"Against All Odds"のテーマ曲(#1)もヒット。88年には主演映画「Buster」から"A Groovy Kind Of Love"が#1と向かうところ敵なしだった。