Curved Air(カーヴド・エアー)

a■■Second Album('71)
b■■Phantasmagolia('72)
c■Air Cut('73)

Live

Live

d■■Live('75)
e■■■Airborne(')
f■■Live At BBC('97)
violinをロックに取りこんだ画期的なバンドの一つがこのカーヴド・エアー。バンド名は現代音楽のテリー・ライリーの作品から取られている。ダリル・ウェイ(vn,kb)、ソーニャ・クリスティーナ(vo)、フランシス・モンクマン(kb)の3人が中心メンバーで、70年に「Air Conditioning」でWarner Brothersからデビュー。ルーツはクラシックにあるが、特にハードにシャウトするクリスティーナのvoと美貌から人気が出たのは間違いない。aは変形ジャケが話題となった2枚目。bではフォーク趣味。このバンドはbassがネックでイアン・アイア、マイケル・ウェッジウッド、ジョン・ペリー、トニー・リーヴスとなかなか固定できない割に、キャラヴァン、グリーンスレイドなど同世代のプログレバンドからの起用もあって話題にはなった。ウェイがウルフ結成の為に抜けたcではエディ・ジョブソン(vn,kb)、ジム・ラッセル(ds)、カービー(g)、ウェッジウッド、クリスティーナと初期とはずいぶん形の変わった編成となり、リリースされたcは長らく廃盤だった事もあってかなり評価が高い。この後解散するが75年に再結成。ウェイ、クリスティーナ、F.P.ミクサ、モンクマン、フィル・コーン(b)のメンバーにツアーを行ったかなりハードなライヴがd。リズム隊が代わりスチュワート・コープランド(ds)が加わったBTM時代は、フツーのバンドになった気もするがeは意外とよかったりする。