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■BTO's Greatest ('86)

カナダ出身のハードロック〜ブギーバンドのバックマン・ターナー・オーヴァードライヴは、当時日本でもかなり人気があった覚え。70'sにはマーキュリーから何枚もLPを出しているが、これはヒット曲を集めたお手軽コンピ。スティーリー･ダン風の"Lookin' Out For No1"、ベベベイベーでおなじみの"You Ain't Seen Nothing Yet"など無条件で楽しい。
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■The Band Plays On ('75)＊

元フリーのポール・コゾフが結成したのが、バック・ストリート・クローラーで、バンド名はコゾフのソロから取られている。voはベケットのテリー・ウィルソン・スレッサーでポール･ロジャースを思い出す部分もある。ハードロックというよりもやはりブルーズロックか。ザラザラした質感の泣きのgがたっぷり聞ける。翌年コゾフがドラッグのため死亡すると、イフのジェフ・ホワイトホーンを加え、「Second Street」を完成させた。その後クローラーとしても活動している。
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a■Stealin' Home ('75)＊

b■Kids Stuff ('76)＊ベイブ・ルースは、アラン・シャックロック(g)とジェニー・ハーン(vo)を中心としたグループで、女性シャウターのハーンがいることから、ジャニス云々で語られるのかも。けど後期のａ，ｂではその２人もおらずPALやらソロが好きだった、ホワイトスネイクのバーニー･マースデン(g,vo)目当てで買ったものだった。ｂではニール・マレイ(b)、ドン・エイリー(kb)が参加した曲もあり、幻のバンドと成ったコージー･パウエルズ・ハマーのレパートリーも含まれている。
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a■Bad Company ('74)＊
b■Straight Shooter ('75)＊

c■Desolation Angels ('79)＊
d■Anthology ('99)
フリー解散後ポール･ロジャースとサイモン・カークが元クリムゾンのボズ・バレル(b)、元モット･ザ･フープルのミック・ラルフス(g)と結成したブギー・バンドがバッド･カンパニー。ロバート・ベントン監督の｢夕陽の群盗」のタイトルをバンド名にしたらしい。大ヒットしたデビュー作ａは高校時代ロックファンなら誰もが聞いてたはず。ｂはコゾフ、カーク、テツ、ラビット時代の"Anna"が再演されている。結果的にこの2枚目が一番好きで、ルーズなスライドの入った"Wild Fire Women"もいい。cはアイランドからスワンソングに移ってのもので、アメリカでも大ヒット。その後ロジャースが脱退してバンドは解散状態となるが、ブライアン・ハウ(元テッド・ニュージェント）を加え、時代に即したハードロックな音で更に成功を収めている。dはオリジナルメンバーによる、バドカンの新曲を含む2CD。
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■White Lady ('74)

バジャーはイエスのトニー・ケイ(kb)がパリッシュ＆ガーヴィッツのブライアン・パリッシュ(g,vo)らと結成したプログレバンド。デビュー作がロジャー･ディーンのイラストのライヴ盤ということもあって、まさにイエスのクローン的だけど、メンバーが変わった本作では、アラン・トゥーサンのprodのニュー・オーリンズ録音でスワンプ風になっている。当然プログレファンからは不評だった。ここでのvoはジャッキー･ロマックスで、ジェフ･ベックがg弾くタイトル曲がベスト。ロイ・ダイク(ds)とキム・ガードナー(b)はアシュトン、ガードナー＆ダイクから参加。
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a■Magic Christian Music ('70)
b■No Dice ('70)
c■Straight Up ('72)

d■Shine On ('89)＊
e■The Best Of Badfinger ('94)
f■BBC In Concert ('97)
バッドフィンガーは悲劇のバンド（メンバーが次々と亡くなった（それも自殺））といわれている。ビートルズの弟バンド的なイメージが最後まで付いて回ったこともあったが、90'sに入って元祖パワーポップとして新しい世代に再評価された。長らく廃盤で入手困難だったアップル時代のオリジナル･アイテムが初CD化された際の狂乱ぶりは、トッド･ラングレンが再発された時を思い出す。ａはタイトル曲がテリー・サザーン原作のブラックコメディ映画に使われた。ｂ，ｃはどちらもアップル時代を代表する傑作。ｄはアップル時代が入手困難だったころ英エドセルがリリースしたワーナー時代のコンピ。fは意外と骨太でハードロックな当時のBBCライヴ音源(デイヴ･メイスン曲を2つカヴァー）。