a■Diamonds And Rust ('75)
b■Blowing Away ('77)

Blowin Away
ジョーン・バエズというとプロテスト・フォーク的なイメージが強くてあまり聞くこともなかったのだけど、ごうきさんにジャクソン・ブラウンやトラフィックのカヴァーもやってると教えてもらったのがこの2枚。aはローリング・サンダー・レヴューとも重なっているので、ディランの"Simple Twist Of Fate"のカヴァーが妙に意味深に聞こえる(途中ディランの物まねあり)。A&Mからポートレイトに移って出たbは全く評価されてないが、悪くない。
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■Bakerloo ('69)
Bakerloo
後にハンブル・パイのデイヴ・クレムソン(g,vo)、後にユーライア・ヒープのキース・ベイカー(ds)、後にグラハム・ボンドのテリー・プール(b)によるブルーズ・ロック・トリオがイカールー。いかにもな古臭さはあるが、"Big Bear FFolly"のカッコよさ、バッハをarrした"Drivin' Backwards"のアイディアは買える。
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a■Music From The Big Pink ('68)
b■The Band ('69)
c■Stagefright ('70)
d■Cahoots ('71)
e■Rock Of Ages ('72)
f■Moondog Matinee ('73)
g■Northern Lights、Southern Cross ('75)
Northern Lights-Southern Cross
h■Islands ('77)*
i■The Last Waltz ('78)
j■Jericho ('93)
k■Across The Great Devide ('94)

初めて聞いたザ・バンドはリアル・タイムのiだったか、廉価(「Rock Greatest 1500」シリーズ*1)で出たbからの"Across The Great Devide"だったか今となっては定かではないけど、高校生にとって妙に枯れた音楽だった。あと「大恐慌時代の農民の音楽」といったイメージがあった。アル・クーパーが激賞したというaは今でも手が伸びるけど、昔はモダンすぎてピンと来なかったgを最近は聞くことが多いかな。個人的に一番盛り上がったのが、ロビー・ロバートソン抜きで初来日する直前だった。その後ボーナストラック満載でリマスターCDの鏡的な再発でそろえ直した。
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■The Answer ('70)
ジ・アンサー(紙ジャケット仕様)
元ショットガン・エキスプレスで、後にキャメルを結成するピーター・バーデンス(kb)の1枚目。ブルース・トーマス(b〜後にクイーヴァー、アトラクションズ)、アンディー・ジー(g)、レグ・イサドア(ds)*2らをフィーチャーしたプログレ前夜的な音。リンダ・ルイスがコーラスで加わった"I Don't Want To Go Home"は、なかなか軽やかな感じ。リリースはトランスアトランティックから。
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■Watchin' TV / You Can't Get Off With Your Shoes On ('97)
Watching T.V./You Can't Get
エリア・コードのウェイン・モス(g)、マック・ゲイドン(g)を中心とした職人的カントリー・ロック・バンド、ベアフット・ジェリーの3枚目('74)と4枚目('75)の2in1(シー・フォー・マイルズからのリリース)。萩原健太周辺で異常な盛り上がりを見せ、これぞカントリー・ロックと紹介されたが、これはまあ、僕の好みではなかったので、すぐに放出となった。原盤はモニュメント。カントリー・ロックと言ってもいろんなタイプがあることを思い知らされた。
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■Jesse Barrish ('79)
ジェシ・バリッシュ
ジェファーソン・スターシップの"Count On Me"の作者であり、マーティ・バリンの"Hearts"も手がけたジェシ・バリッシュの初ソロ。これまた何も覚えてない。バリッシュといえば、ビル・ウォルフ(元ピーナット・バター・コンスピラシー)らと組んだジェッシ、ウォルフ&ホイングスの唯一のLP('72、シェルター)は隠れた傑作らしい。
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■Hi ('79)

エリザベス・バラクラフ(Elizabeth Barraclough)というsswは、70's後期にベアズヴィルに2枚のLPがあるくらいのことしかわからない。これはウィリー・ミッチェルprodの2枚目。当時ポール・バターフィールドのGFだったと伝えられるが、こっちにはバターフィールドは未参加(78年の同名のファーストには参加)。バーバラ・リンの"You'll Lose The Good Thing"のカヴァーを含む。

*1:77年にCBSソニーがロック名盤シリーズとして1500円で廉価盤をシリーズで出したものがヒットして以来、各社とも過去のカタログの再発に熱心となった。同じ時期キング、フォノグラム、ワーナー、東芝もそれぞれのタイトルで廉価カタログを展開

*2:コンラッド・イサドアとは同一人物だろうか?