a■Truth ('68)
Truth
b■Blow By Blow ('75)
c■Wired ('76)

日本でも根強い人気を誇るジェフ・ベックだが、ロッド・スチュワート(vo)をフィーチャーした第1期ベック・グループ(金崎君に借りたaは初めて聞いたベックかも)はヤードバーズの流れを汲むモダン・ハード・ロックを、コージー・パウエル(ds)をフィーチャーした第2期ではファンキーな音作りを展開。これがあって傑作bが生まれている。旧邦題は「ギター殺人者の凱旋」というすごいものだったが、流れるようなgプレイが印象的。これに比べるとcは二番煎じ的。これ以降何度かのブランクを置きながら現在でも第一線(ホントか?)で活躍中。
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■Bedlam ('73)
Bedlam
べドラムは60'sにトゥルースというデュオ(ビートルズの”ガール”をヒットさせた)を組んでいたフランク・アイエロ(vo)がビッグ・バーサに加わって誕生したハードロック。ジェフ・ベック・グループ以前のコージー・パウエルをフィーチャー。クリサリスから出した唯一のLPは、不気味なジャケットが印象的だが、かなり重いハードロック。マウンテンを思い出す部分もある。
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a■Odessa ('69)
b■To Whom It May You Concern ('72)
c■Mr.Natural ('74)
Mr Natural
d■Main Course ('75)

ビージーズというと一時期は圧倒的にダンスミュージックに転進してからの方が話題だったが、最近ではソフトサウンディングな初期も人気があるらしい。オーストラリア出身のギブ兄弟を中心としたグループで、日本では異常な人気を誇った映画「小さな恋のメロディ」からみの曲はaに収録されている。bは泣ける名曲"Run To Me"が入ったものだが、全体の出来はイマイチ。cは有名なアルバムではないが、隠れた名曲揃い。dではディスコに転進直前のものだが、オリヴィア・ニュートン・ジョンがカヴァーした"Come On Over"を含む。らんさん&ごうきさん Thanx!
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■Music Every Night ('72)
ミュージック・エウ゛リ・ナイト
ビーズ・メイク・ハニーは、後にスリム・チャンスのルアン・オロクレイン(g,sax)とバリー・リチャードソン(b)を中心としたパブロック。黄色いジャケにハチのイラストが楽しい。カントリー・ロックというのとは少し違うかな。dsのボブ・Cは、後にスーパートランプに参加。タイトル曲がパキパキ言うgが楽しい。
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■Crimes Of Passion ('80)
Crimes of Passion
80'sに一世を風靡した女性ロック・ヴォーカル。79年に"Heartbreaker"を含む「In The Heat Of The Night」でクリサリスからデビュー。いわゆるロック・ファッションに身を包み、MTV時代に対応したヴィジュアル重視の音楽を聞かせる。現在日本の女性ロック・ヴォーカルのルーツはこのパット・ベネターにあるのでは? 80年の2枚目からは"Hit Me With Your Best Shot"がヒット。ケイト・ブッシュの"嵐ヶ丘"のカヴァーもある。
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Beatles 1967-1970 ('73)*
1967-1970 (Blue Album)
昔も今もビートルズにはあまり興味がない。自分で持ってたのもこの青盤だけ。弟の「ホワイト・アルバム」は借りてよく聞いたけど・・・
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a■Suicide Sal ('75)*
b■Live At The Rainbow 74 ('02)

Those Rockabilly Days
ストーン・ザ・クロウズ解散後マギー・ベルはソロになるが、よくあるジャニス云々で語られる女性シャウターの中では比較的聞きやすい。aは米盤がSwan Songからのリリースということもあってか(事実ベルが結成するミッドナイト・フライヤーはそこからのデビュー)、ジミーー・ペイジ(g)も参加。フリーの"Wishing Well"のカヴァーもある。bはAngel Airから発掘されたライヴ音源だけど、ブルーズ・メドレーなどかなりうっとおしい。ある種ミュージカル的。