■There's An Innocent Face ('73)
ゼアズ・アン・イノセント・フェイス
一部では神格化されたカート・ベッチャーだけど、僕はさっぱり。ミレニアウムはまあまあだったけど、あとのものは少し線が細すぎるし、マニアックすぎる。これは名盤探検隊で発掘されたエレクトラからでたソロ。インスタント・シトロンがこれを聞いて感銘を受けたらしい。
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■Beyond Your Head ('70)

キング・ハーヴェストがヒットさせた"Dancing In The Moonlight"は、このバファロンゴがオリジナル。オーリーンズのラリー・ホッペン、ウエルズ・ケリーがいたことで知られる混沌としたサイケロック。
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a■Great Hits ('72)
Great Hits:1972
b■Singles ('8?)

bはTレックスの音源の発売権がSMSにあった頃だからか、80's半ばだろう。シングルA面曲をあつめた2枚組。aはベストのようなタイトルだがれっきとしたオリジナル・アルバム。まあ一番聞きやすく楽しい1枚だろう。基本的にグラム・ロックは苦手。要は男がメイクしたロックはダメなんだ。
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a■Teaser ('75)
Teaser
b■Private Eyes ('76)
c■Live At The Ebbets Field '76 ('96)
d■From The Archives Vol.1 (96)
e■Bolin ('05)

ジェームズ・ギャング〜ディープ・パープルのgtr、トミー・ボーリンのソロ。ドラッグ問題で若くして急逝した人だが、ジェフ・ベック的なフュージョン感覚も備え、ハードロックのパープルへの参加はあくまでもキャリアアップの通過点でしかなかったはず。aはヴァラエティに富んだファーストソロ。バックはスタンリー・シュルドン(b)、デイヴィッド・フォスター(kb)ら。
bはジャケットに富墓林の文字が。墓の文字が死を予感していたとまことしやかに言われた2枚目。c,d,eは死後続々と発掘された音源だけど、あくまでもマニア向きか。
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■Bonaroo ('74)
Bonaroo
ドゥービーズのマイケル・ホザック(ds)、スティーヴ・ミラー・バンドのボビーウィンクルマン(g,vo)、エドガー・ウィンター・グループのジェリー・ウィームス(g,vo)、シールズ&クロフツのボビー・リチティグ(b)、セッションマンのビル・クオモ(kb,vo)ら、有名バンドの無名メンバーによるB級スーパーグループがこのボナルー。それでも74年にワーナーに残した唯一の作品は爽やかなウエストコースト風あり、メロディアスなポップ・ロックあり、またまた乾いたハードロックありとなかなか楽しい。パット・シモンズやロニー・モントローズも参加してるらしい。
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■Dedication ('81)
Dedication / On the Line
ブルース・スプリングスティーンによって再発見されたゲイリー・US・ボンズは、61年に"Quater To Three"の#1ヒットを放ったロックンローラー。70'sはすっかり忘れられた存在だったが、スプリングスティーンがかつてのアイドルを表舞台へ引っ張り出した感じで、81年に"This Little Girl Of Mine"をヒットさせている。これはそのカムバック作で、ジャクソン・ブラウンの"Pretender"のカヴァーもあり。