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■Tarkio Road ('70)*
Weeds C/W Tarkio Road
ブルーアー&シップレーも単独ではCD化されてないらしい。ヒット曲"One Toke Over The Line"を含む3枚目でカマ・ストラからのリリース。かなり田舎くさい。ジェリー・ガルシア(g)、ジョン・カーン(b)、マーク・ナフタリン(kb)が参加。
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a■Time Has Come ('71)
b■Sing A Song For You ('98)
Sing A Song For You

アン・ブリッグスのaがニッキー・ホプキンスやコリン・ブランストーンなんかと一緒に再発されたとき、不覚にも全く知らない人だった。英フォークシーンでは知る人ぞ知る存在だったらしい。バート・ヤンシュにバラッドのネタを教えたとか、若くしてA・L・ロイドに師事したとか逸話は多い。CBSから出た2枚目のaは比較的聞きやすい1枚。bは73年に録音されオクラ入りしていた幻の3枚目。
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a■Brinsley Schwarz / Despie At All ('71)*
b■Silver Pistol ('72)*
c■Please Don't Ever Change ('73)*
d■Surrender To The Rhythm (')
e■Hen's Teeth ('98)
f■What's So Funny About Peace Love And Understanding ? ('01)

What Is So Funny About Peace L
今でこそパブロックといえば何となくイメージできるけど、80'sは、パンクへの橋渡しをしたパブロックとカントリー・ロック風のパブロックがどうしてもイメージできなかった。簡単に入手できるバンドがフィールグッズだけだったから。ブリンズレー・シュウォーツは、ニック・ロウ(b,vo)、イアン・ゴム(vo)、ビル・ランキン(ds)、ボブ・アンドリュース(kb)、そしてシュウォーツ(g,vo)からなる5人組。aは70年の1stと71年の2ndの2in1LP(USキャピトル盤ジャケは1st)でここにはゴムは未参加。マネージメントがヘタをうって多額の借金を負ってしまいそれがゆえに地道なクラブ廻りを余儀なくされたという事情が、パブロックの誕生にある。数ある英国のザ・バンドの中でもbはなかなかいい線入っている。cはエドセルからの再発で、一番早く再発されたブリンズレーのLP。dはEMIによるコンピ。eは変名(これが多い)で出したシングルや、ブリンズレー以前のバンド、キッピントン・ロッジのシングルを収めたコンピ。fはハックスからでたBBC音源で、そのファーストで彼らがバッキングしたフランキー・ミラーをフィーチャーした曲もある。
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British Lions ('77)*
British Lions
モット・ザ・フープルは解散後、モットとなったが、その後voを代え(メディシン・ヘッドのジョン・フィドラー)ブリティッシュ・ライオンズの名前で再スタートを切る。とはいってもパンクブームのものすごい逆風の中、成功を収めるはずもなかった。リリースはヴァーティゴ。ヒロイックな"International Heroes"は、キム・フォーリー作。
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■Broken Glass ('75)*
Broken Glass
ブロークン・グラスは、キーフ・ハートレー・バンドのミラー・アンダーソン(g,vo)、チキン・シャックのスタン・ウェッブ(g)、ブロンコのロビー・ブラント(g)によるブルーズ・ロック。prodはトニー・アシュトンで75年に唯一の作品をリリース。英国的なといえば、褒めてるけど、地味。
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a■Country Home ('70)*
b■Bronco ('71)*


アラン・ボウン・セットにいたジェス・ローデンをフィーチャーしたブロンコは、アメリカ的な風景を夢見たイギリスのバンド。カントリー・ロックと紹介されてるものも多いが、そうは言い切れない。特にbの"Amber Moon"は素晴らしくソウルフル。