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■Breakout ('68)
Breakout
ホワイト・ブーツの"Nightmare"('67)の作者でもあるssw、ロリ・バートンが作詞家のパートナー、パム・ソーヤーと組んで完成させた唯一のソロ(マーキュリー)。シャングリ・ラスのようなワイルドでダークなムードのその曲は実は、バートンが歌ってたようだ。トニー・ハッチのようなゴージャスなarrの曲もあってなかなか素晴らしい。
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■Byzantium ('72)

かつてアルファから日本盤LPが出てた事もあるバイザンティウムは、イアン・デューリーのブロックヘッズで知られるようになったチャス・ジャンケル(g,vo)、後にアル・スチュワートのバックバンド、ア・ショット・イン・ザ・ダークに加わるロビン・ランブル(b)、日本のバップからAOR色の濃いソロを出したこともあるニコ・ラムズデン(g,vo)をフィーチャーしたパブロック。ジャケットのセンスはないけど、音の方は偽CSN&Y風で、カントリー・ロックを意識している(A&M)。この年もう1枚LPを出して解散しているは、そっちの「Season's Changing」はプログレ方面で評価が高い。後にミック・テイラー・バンド、ローン・ジャスティスのシェーン・フォンテーンことミック・バラカン(ちなみにピーター・バラカン氏の弟)も参加。
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■Deep Sea Diving ('83)

バナナラマのデビュー作。この頃はUKチャートを彩るダンサブルなガールユニット的な存在だった。あくまでも60'sのビートバンドと共演したガールシンガー的なイメージだったけど、この後prodがストック・エイケンウォーターマンに代わりよりダンスビートが強調され、それこそユーロビートの申し子みたいな感じになっていったのは残念。シヴォーンは、ユーリズミックスデイヴ・スチュワートと結婚後、マーセラ・デトロイト(=マーシー・レヴィー)とシェイクスピアズ・シスターを結成する。
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■All Over The Place ('84)
All Over the Place

バングルスがブレイクしたのは、プリンスが書いた"Manic Monday"の入った次のLPだけど、この1stは、ガールグループという事だけで買った覚え。エミット・ローズのいたメリー・ゴーラウンドの"Live"をカヴァー。
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■Echo Park ('69)

キース・バーバーは、ロン・エリオットが結成したカントリー・ロック、パンのメンバーだった人だが、そのライナーでソロをヒットさせたという記述もあって買ってはみたがロックではなかった。スタンダードなヴォーカルもの。
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■Rose ('8?)
Rose
バーサという重量級ガールズ・バンドにいたローズマリー・バトラーが注目を浴びたのは、ジャクソン・ブラウンのバックでソウルフルな歌声を聞かせてからで、ジェームズ・テイラーリンダ・ロンシュタットのバックでも歌ったりした。日本の角川映画がそれに目をつけたのか映画「汚れた英雄」の主題歌を歌わせ、その後何曲かの角川関連の主題歌・挿入歌を中心にまとめたのが本作。原盤は東芝のEast Worldだけど、確か米キャピトルから出たLPは角川関連の曲は削ってあった覚え。そっちのほうが収まりはいい。仏MagicよりCD化。
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■Circuit Queen ('78)
マーシア・ボールのこのLPはニコレット・ラーソンが参加という事だけで買ったもの。ルーツカントリー~ブルーズ系のsswで、現在も現役。これはCapitolから出たファースト。今からすれば貴重なものなのかな?全く覚えてない。トレイシー・ネルソン、アーマ・トーマスと共作CDを出したこともある。