Love Has No Pride / Rita Coolidge ('74)

Finyl2005-01-11

前回猫ジャケと書いたが、探してみると意外と少ない。もっともジャズには多いらしいが、ポップロック関係は、ウイドウメイカー、バッジーのハードロック勢くらい。
トレイシー・ネルソンの1枚目は、てっきり猫だと思ってたら犬だった(^^)
で、今日はリタ・クーリッジのあまり省みられない74年作。この「Fall Into Spring」と次の「It’s Only Love」は未だCD化されてないが、某ももいろ管理人が、中古屋でサルヴェージしたものを譲り受けた。
出来の方は、微妙で、初期のLAスワンプに準ずるようなイキのよさも、後期の王道的ポップ路線も、なりきれない中道路線。トップに入ったこの有名曲(エリック・カズとリビー・タイタスの共作で、リンダ・ロンシュタットボニー・レイットアメリカン・フライヤーのカヴァーがある)は、さすがに曲の良さで聞かせるが、ガイ・クラーク2曲(うち1つは有名な”汽車を待つ無法者”)、ボビー・チャールズの曲で、ボブ・ニューワースがカヴァしたもの、ドニー・フリッツ、マーク・ベノといった身内のものは、妙に手馴れた印象で、スリルに欠けるのだ。
それでも、ドナ・ワイスとジャッキー・デシャノンの共作、”Now Your Baby Is A Lady”は、なかなかいいが。

次回はもう1枚猫ジャケ。