Single A's & B's / Wizzard

なぜか突然ウィザードが聞きたくなったので、レヴュー。
ムーヴがエレクトリック・ライト・オーケストラに移行してた後、ジェフ・リンと音楽的な対立をした、ロイ・ウッドは、ビル・ハント(ds)と共に脱退、ソロ名義でシングルをリリースする一方、ビッグバンドスタイルの大所帯、ウィザードを結成する。
アルバムは2枚だがこれに含まれないシングルが多数。どちらかというとそっちの方が楽しいので、列記する。

  • Ball Park Incident / The Carlsberg Special(’72 #6)
  • See My Baby Jive / Bend Over Beethoven ('73 #1)
  • Angel Fingers / You Got The Jump On Me (’73 #1)
  • I Wish It Could Be Christmas Every Day / Rob Roy’s Nightmare (’73 #4)
  • Rock And Roll Winter / Dream Of Unwin (’74 #6)
  • This Is The Story Of My Life(Baby) / Nixture (’74 #34)
  • Are You Ready To Rock / Marathon Man (’74 #8)
  • Rattlesnake Roll / Can’t Help My Feeling (’75)
  • Indiana Rainbow / The Thing Is This (’76)

ムーヴ時代はあまり感じなかったけど、ビーチボーイズフィル・スペクターに捧げたオマージュ全開の一連のポップ曲は楽しさ満点。特に73年のシングルはどれもメロディアスで完璧。初めて萩原健太氏の番組で、”シー・マイ・ベイビー・ジャイヴ”がかかったときの高揚感は忘れられない。シングルのB面曲がモンドなインストと言う点も、スペクター的。1〜4枚目までは、ハーヴェスト、5〜7枚目は、ワーナー(ここで思い出すのは、当時の恋人、リンジー・ディ・ポールがワーナーに残した”ウー・アイ・ドゥ”が全くこのパターンだったこと)、8,9枚目はジェットからのリリース。
Singles A's & B's