#3
- メラニーwithエドウィン・ホーキンス・シンガーズのLay Downは、ゴスペル風味の荘厳な出来。メラニーといえばウッドストックでのパフォーマンスで人気者となった人だが、意外とソウルフルな歌声を聞かせる。この曲はなんとモット・ザ・フープルのカヴァーもある。EHSはホーキンス率いるゴスペル・クワイアで、前年にもはやゴスペル・クラシックとなった”オー・ハッピー・デイ”を大ヒットさせている。#6。
- トミー・ジェイムズ&ションデルズのジェイムズがprodしたアライヴ&キッキングのTighter Tighterは#7まで上がったヒット。男女のvoのかけあいが、単なるバブルガム以上なんだけど、アルバム買ったらこの曲だけだった(よくあるパターン)。後にブルックリン・ドリームスのブルース・スダーノをフィーチャー。ちなみにこの人はドナ・サマーの旦那。
- マンゴジェリーのなんとも脱力感あふれるIn The Summertimeは、日本でも知られた有名曲。これがスキッフル?といわれると自信ないけど。イギリスの4人組。#4。
- ノヴェルティといえば、10CCの母体となったホットレッグスのNeanderthal Manのバカバカしさったらない。同じ歌詞が延々と繰り返させるが、だんだん気持ちよくなってくるのが不思議。#22。
- Green Eyed Ladyといえばシュガーローフの大ヒット曲(#3)。いかにも70’s初め頃のAMウケしそうなポップなハードロック。リーダーのジェリー・コーベッタが歌い、オルガンを弾く。
- シュープリームスの”ラヴ・チャイルド”の共作者の1人、R.ディーン・テイラーの唯一のヒット、Indiana Wants Meは、挿入されるパトカーのサイレンから想像するに、インディアナ州で指名手配中の主人公の歌か。実はストリングスに乗せた、全然ロックじゃない歌。レーベルはモータウン傘下のレア・アースから。#5
- 70年から4年間に渡って米ABC−TVでOAされたファミリー・ドラマ「人気家族・パートリッジ」から生まれた#1ヒットが、I Think I Love You。クレジットもそのままパートリッジ・ファミリーで、ドラマでレコードを出す家族という設定がそのまま生きた手法。幸か不幸か、僕はこのドラマも、長男役で人気を得たデヴィッド・キャシディも現役時代は何も知らないが、日本でも相当な人気だったらしい。キャシディはその後音楽的に目覚めブルース・ジョンストンをブレーンにしたポップなアルバムが何枚かある。レーベルはやっぱりベル。
- ボビー・ブルームは、バブルガム系のソングライターでありセッションシンガーだった人。このMontego Bayは、カリブっぽいリズムパターンが後のレゲエを思わせる。74年に拳銃の暴発で死亡するが、シュガー・ベイブがステージ上で追悼の意を表してこの曲を演奏したこともあったらしい。そういえば、エンディングの歌いまわしは山下達郎的でもある。#8。
- 60’s初めのアイドル的存在だった、ブライアン・ハイランドのGypsy Womanは、カーティス・メイフィールドの曲を取り上げ、アダルトな路線にイメージチェンジを図ったもの。それほど成功してるとは言いがたいが、#3まで上がるヒットなった。
- ジェリー・リードというとバート・レイノルズのトラック映画が印象強いが、元々はカントリー系の人。但しこのAmos Mosesなどヒット曲はノヴェルティっぽいムードのいろもの臭が漂う。パキパキ言うgは印象的だけど。#8。
- ボビー・シャーマンはTV出身のアイドル的なルックスを持った人。このJulie Do Ya Love Meは、確かホワイト・プレインズもやってたような印象。まあロックとは程遠い音楽。
- パンチのFallin’ Ladyだけは71年作だが、なぜかチャートにランクインされてない。詳細は不明だが最近天パーさんが、セレクトに入れてたやつと同じか?意図がよくわからない。曲も全く大した事ない。