#6
- ボーイズ(Buoys)のTimothyは、カンバリズム(人間を食すること)を歌ったものとして知られてる曲。ペンシルヴァニア出身の4人組。作とprodはルパート・ホルムス。
- ピプキンズも架空のスタジオグループで、トニー・バロウズとロジャー・グリーナウェイ(ロジャー・クックと組んだグリーナウェイ&クックのソングライター・チームの片割れ)のデュオ。Gimmie Dat Dingは、イントロで聞こえる低音のvoはかなり印象的だが、本編はそうでもない。#9。
- ルルといえば、60'sから活躍する白人ブルー・アイド・ソウル・シンガー。映画「いつも心に太陽を」の主題歌で知られてるが、このOh Me Oh Myは、しっとりと始まりパワフルに聞かせる。#22。
- He’s Gonna Step On You Againは、英国のシンガー、ジョン・コンゴス。この人のデビュー作の邦題は「あっ!ジョン・コンゴスだ」という奇妙なものだった。prodはガス・ダッジョン(エルトン・ジョンのprodとして知られた人で、彼のTuesday Productionは、オーディエンスなど渋いアーティストがいた)。#7。
- ブリューアー&シップレーの”人生の道”に続くヒット、Tarkio Roadは、東京ロードに聞こえなくもない。#55。
- ファイヴ・マン・エレクトリカル・バンドが2曲。カナダ出身の5人組で、Sign(#3)は、スピーディーなイントロから一転、ミディアムテンポとなるあたりがカッコいい。 Absolutely Right(#26)は、二番煎じ的なところもある。リード・シンガーはレス・エマーソン。それにしてもブリューアー&シップレーといい、5MEBといい、結構編者の好みが出てる。
- ”ジョージアの灯りは消えて”の作者、ボビー・ラッセルは、ナッシュヴィル出身のカントリー系のシンガー。その”ジョージア”を歌ったヴィッキー・スー・ロビンソンの最初のダンナでもあった人。このSaturday Morning Confusionは、いかにもこの時代らしい、オーソドックスな都会的なポップス。#26。
- カナダ出身のトリオ、スタンピーダーズのSweet City Woman(#8)は、カントリーロック的だが、根っこはもっとポップス寄り。ウクレレ弾きながら歌われるサンシャインなナンバー。
- これもカナダ出身のライトハウスは、大所帯のブラスロック。このOne Fine Morningはカットするgがカッコいいもの。#24。ちなみにロジャー・ディーンが手がけたジャケがあるので、プログレと間違えられる事も多いとか。