19■ふくろう(’03日本)

監督:新藤兼人
主演:大竹しのぶ伊藤歩柄本明原田大二郎六平直政
現役最長老(91歳)の映画監督という事は確かにすごい事だけど、それと映画の内容は別だ。出演者すべて誇張された演技だし、挿入されるふくろうのショットといい、テンポといい、全く合わないのだ。政府の無策ぶりを批判した社会派作品とか、大人のサスペンスとかいう評は、的外れだろう。少なくともサスペンスではない。これほどまで最後まで見るのが苦痛だったのは、「センチメンタル・シティ・マラソン」以来か(途中で映画館を出た「愛する」というのもあった)。伊藤歩が出てなかったら見ることもなかったろう(ヌードあり)。モスクワ映画祭で賞をとったという大竹しのぶは、昔から僕はダメだった。
1h57
ふくろう [DVD]