White Bird / It's A Beautiful Day

Finyl2005-03-31

色もの
抜けるような青空をバックに清楚な少女が頂でたたずむ、昔風のイラストのジャケットが、印象的なイッツ・ア・ビューティフル・デイのデビュー盤は、69年にCBSからリリース。サン・フランシスコで生まれた、サイケデリックなシスコ・サウンドの中にあって、ひときわドリーミーな1枚。デヴィッド・ラフレイム(violin、flute、vo)、パティ・サントス(vo)を中心とする7人組で、男女のツインvoと流れるようなviolinが印象的。彼らの代表曲がこのWhite Birdで、organから始まり、violinとサントスのvoが大いに盛り上げる、それでいて醒めた感じもある、不思議な曲だ。このアルバムには、もう1曲”Hot Summer Day”という名曲もあって、こちらはブルース・スタインバーグのharmonicaをフィーチャー。サイケデリックという観点では、ディープ・パープルが”Child In Time”で”引用”した(実際は結構もめたらしいが、パープルのナンバーをIABD側が次作で”引用”して手打ちとなったといういきさつがある)、”Bombay Calling”がいい。