Your World / Riff Raff

Riff Raff 1973
worldつながり。
リフ・ラフは、マーク=アーモンド(80’sのソフト・セルの中心人物ではない)のレコーディングに参加した、トミー・アイアー(kb)とロジャー・サットン(b、vo)を中心とした4人組で、ジャンル分けするとジャズロックに入るのかな?73年に出たデビュー作(RCAからリリース)の「Riff Raff」は意外とヴォーカルの比重が大きくて、それほどとっつきにくくはない。ジャズロックというよりは、軽いブルーズ・ロックなムードもある。Your Worldはオープニングを飾る曲で、ピート・カークリーの熱っぽいんだけど、実はクールなgをたっぷりとフィーチャー。アコギ(12弦らしい)も随所に聞け、その分地味さは増すが悪くはない。
このバンドはあと1枚、「Original Man」(’74)を出して解散するが、理由はリオ・デジャネイロからやってきた、オーレオ・デ・ソウザ(ds)がミュージシャンズ・ユニオンの労働許可がとれなかった事らしい。2枚目はインスト中心で、僕には辛い。
90’sの終わりにスペインでCD化されるまでは、激レアなアイテムで、名前は知ってるけど音は聞けないという好例だった。