Town Feeling / Kevin Ayers

おもちゃの歓び(紙ジャケット仕様)
townつながり。
紙ジャケで再発となったケヴィン・エアーズの初期の作品は、BGOから出た時に買ったので買いなおすつもりはなかったけど、ついつい・・・ ソフト・マシーンを脱退してすぐリリースしたファースト「Joy Of A Toy」は69年にハーヴェストからリリース。マシーンのメンバー(マイク・ラトリッジ(kb)、ロバート・ワイアット(ds)、ヒュー・ホッパー(b))が参加してることもあって、いまだにプログレと思ってる人がいるが、あえてジャンル分けすると、牧歌的なサイケデリックだろう。エアーズの独特の低音の歌声がとても魅力的に聞こえる曲の数々。Town Feelingでは、なんとも美しいオーボエをフィーチャー。arrにはこの後、エアーズとホール・ワールドを結成する現代音楽家のデヴィッド・ベッドフォードが参加している。他には、カンタベリーなorganが入った”Clarietta Rag”、フォーキーな”Elenar’s Cake”、アヴァンギャルドながら不思議な魅力がある”Oleh Oleh Bandu Bandong”、そして美しい”Girl On The Swing”(内ジャケには、”ブランコに乗った少女”が写っている)。