Raining In L.A. / Renee Armand

ザ・レイン・ブック
雨の歌#12
これは、さるさる日記時代に紹介したこともあったかな。
レネー・アーマンドのファースト「The Rain Book」(’72)はLP時代から欲しくて欲しくて、でも高かった。数年前まで、たまに見かけても、3000を割ることはなかったので、指をくわえて見てただけだったが、ネット通販で、2800ぐらいだったので思い切って購入。内容がよかった事はいうまでもないけど、その1ヵ月後に、日本盤で世界初CD化の報が。あれは落ち込んだなあ。送料その他で、3500近かったから。
悔しいので、CDも購入。ライナー読んでいろいろわかる事もあった。
以前に書いたことと繰り返しになるが、有名なセッションマン(ds、kb、horn)で元デレク&ザ・ドミノストラフィックジム・ゴードンのGFで、ゴードンがprod。バックにはラリー・カールトン、ルイ・シェルトン、ダニー・コーチマー(g)、ジョー・オズボーン、マックス・ベネット、リー・スクラー(b)らLAのセッション関係が、大挙参加。どっちかというと匿名的な演奏だけど、レネーの歌声を引き立てることは確か。
このRaining In L.A.は、元ユニオン・ギャップのケリー・チェイターとの共作で、リタ・クーリッジ(レーベルも同じA&Mだ)的なニュアンスを漂わせる佳曲。全曲好きだが、”England””Does Anybody Love You”も素晴らしい。このあと、ジョン・デンバーに気に入られ、彼のレーベルから2枚目のソロを出したり、80’sに入って、マーティ・グィン、リア・カンケルとのコヨーテ・シスターズを結成するなどもあったが現在は消息不明。