W5

  1. Steve Winwood('77)
  2. Arc Of A Diver('80)
  3. Back In The High Life('86)
  4. About Time('03)

About Time
以上スティーヴ・ウィンウッドSteve Winwood)。トラフィックのリード・シンガーで青い眼のソウルの代表選手。トラフィック解散後、いくつかのセッションを経て1でソロデビュー。若い子が読む雑誌だったはずの「ミュージック・ライフ」誌でもヴェテランロッカーが〜と、特集が組まれたほどだった。ほとんどが多重録音による地味な出来だが。
2では少し派手になった。ヒットした”While You See A Chance”はシンセをうまく使った覚えやすいナンバー。このアルバムでのハイライトは土臭いルーツを浮き彫りにした”Slow Down Sun Down”だろう。次の「Talking Back To The Night」('82)は、イマイチで、豪華ゲストを加えた(ジョー・ウォルシュジェームズ・テイラーチャカ・カーンら)3で、大ブレイクするが音作りはゴージャスなバブルっぽい作り。最新作4は、再びハモンドが鳴り響く快作。サンタナに近いものも感じる。

  1. Still Alive And Well('73)
  2. Captured Live('76)

以上ジョニー・ウィンターJohnny Winter)。テキサス出身のブルーズ・ギタリスト。シカゴ、ジャニス・ジョップリンなんかと並んで、70's初めのCBSを代表する人。スライドgは好きだけど、この人の場合なんか違うのだ。よって初期の、ジョニー・ウィンター・アンド時代は、聞いたことあるけど、素通りだった。1はアルコール問題を克服してカムバック後のもの。ストーンズのカヴァーがカッコいい。2は豪快なライヴアルバムで、この2枚は確かにロックンロールっぽい。

  1. Road Work('72)
  2. They Only Come Out At Night('73)
  3. Shock Treatment('74)
  4. Jasmine Nightdream('75)
  5. Edgar Winter Group With Rick Derringer('75)

ジャスミン・ナイト・ドリームズ
以上エドガー・ウィンター(Edgar Winter)。僕の場合兄貴のジョニーより弟のエドガーなのだ。kb/saxをこなしルーツにはブルーズよりもソウル・ジャズがある人。初期のホワイトトラッシュ時代はビッグバンド風で、名盤とされる1も好み外だけど、ランディー・ジョー・ホブス(b)、チャック・ラフ(ds)、ロニー・モントローズ(g)によるエドガー・ウィンター・グループ時代では、この時代らしいポップなハードロックを展開。2(このタイトルは怪奇映画だ)から#1となったインスト”Frankeistein”が素晴らしい。モントローズが去り、それ以前からかかわってたリック・デリンジャーが加わった3は、代表作とされるものだが、「謎の発光物体」という邦題が印象的だった5もいい。4はソロ名義。