V1
- Rollercoaster Weekend('74)
- Plantation Harbour('80)
以上ジョー・ヴァイターリ(Voe Vitale)。ジョー・ウォルシュの一の子分であり、バーンストーム時代から現在までサポート(イーグルスの2度目の来日にも同行、”Turn To Stone”でflを吹く)。g以外をこなすマルチプレーヤーで、1ではリック・デリンジャー、ウォルシュが参加。フツーのアメリカン・ロックだけど、ウォルシュと音楽性が似てることを痛感。2は豪華ゲストを交えたものでAOR風味もあるが退屈。
- Vinegar Joe('72)
- Rock & Roll Gypsies('72)
- Six Star General('73)
以上ヴィネガー・ジョー(Vinegar Joe)。ロバート・パーマーとエルキー・ブルックスをフィーチャーした英国スワンプ。メンバーの出入りは多いけど、基本はこの2人にピート・ゲイジ(g)、スティーヴ・ヨーク(b)。エルクのシャウト系のvoといささか線が細いパーマーのソウルフルなvoがうまくかみ合えば無敵の存在。やはり2が一番か。残念ながらエルクは解散後は凡庸なMORシンガーになってしまった模様。パーマーはソロになって成功。他には元ブルーズブレイカーズのキーフ・ハートリー(ds)、元バタード・オーナメンツのロブ・テイト(ds)、元グレイテスト・ショー・オン・アースのマイク・ディーコン(kb)らが出入り。
- Velvett Fogg Plus('89)
ヴェルヴェット・フォグ(Velvett Fog)は初期パープル的なorgを拡大したようなサイケバンドで、67年にPyeに唯一のLPをリリース。1はこれにシングル曲を加えたコンピレーション。ビージーズの”NY Mining Disaser”をカヴァー。
- Velvet Underground And Nico('67)
- Loaded('70)
- Live At Max's Kansas City('72)
ルー・リード、ジョン・ケイルが参加した伝説的なNYのバンドだが、そういう伝説とした語られる部分は、全く興味がない。アンディ・ウォーホールの有名なジャケットの1でのソフトロックな味わい(”Sunday Morning”とか”I'll Be Your Mirror”とか)が印象に残る、と書くと熱心なファンからは反発されそうだけど、ロック界のカリスマ伝説はウンザリだ。2はダグ・ユール色が濃い4枚目。そして3は、評判が悪いライヴ。このスカスカ感はそれはそれでいいのでは。名曲”Fum Futale”は、トレイシー・ソーンのヴァージョンで見直したという自分らしい意見。