ノー・ターニング・アラウンド(エディ・モトゥ)

ノー・ターニング・アラウンド
■No Turning Around / Eddie Mottau
夜11時現在雪が降り続けている。昼間雪が舞ってたかと思ったら、夕方から時雨はじめ、夜になってみぞれから雪に変わった模様。駐車場へ行って車のワイパーを上げてきてから、急に雪のジャケットのCDを捜し出したけど、エディ・モトウのこのアルバムしか思いつかない。
モトウの名前を知ったのは、ハングリー・チャックの前身バンドのボー・グランプスを、今はなき新宿のCHICAGOで見つけたとき。そのLPは今はKよさんところにあるが、ガレージ風にフォークロックを混ぜた不思議な音だった。そこで歌ってたのがモトウで、いくつかの曲も共作。解散後モトウはPP&Mのポール・ストゥーキーのprodでこの「No Turning Around」('73)を完成させ、MCAからリリース。日本盤はユニヴァーサルの「名盤の殿堂」シリーズの1枚としてリリース。雪深い山道を歩く親子のバックショットをとらえた印象的なジャケットだが、音の方は温かみのあるフォークロック。実はこのアルバム、買ってからもう4年もなるが、耳を素通りしてしまってあまり印象になかった。ただsswファンの間では、定評のある人だ。後にシー・レヴェルに参加するジミー・ノールズのルーズなスライドをフィ−チャーした”Natural Drive”、”Old New Hampshire”がいい。
モトウは一般的には知名度が低いが、ジョン・レノン(もうすぐ命日だ)のLPに参加してアコギを弾いてることは割と知られている。