アパルーサ

Appaloosa
■Appaloosa
アパルーサまで再発されるとはすごいなあ(Collector's Choice Musicより)。このバンドのことを知ったのはコンプトン&バトウ(表記はバテューだった)日本盤LPのライナーだった。その後下北フラッシュにて購入。そんなに高くなかった覚えだけど、見つけたときは狂喜したなあ。コンプトン&バトウはジョン・パーカー・コンプトン(vo,g)とロビン・バトウ(vn)のデュオで唯一のLP「In California」はカリフォルニアに憧れた東部の音。ジェントルなフォークロックの傑作だった。アパルーサはのC&Bの二人がそれ以前に在籍していた4人組で、後の二人がデヴィッド・ライザー(b)、ユージーン・ロソフ(cello)というずいぶん変わった編成。prodはアル・クーパーでkb,g,tpなどでも大きく貢献。耽美的なフォークロックもあるが、dsが入ってる曲が少ないので(数少ない曲で叩いてるのはBS&Tのボビー・コロンビー)全体にそういう印象ではない。それでもC&Bのアルバムのムードは間違いなくあって、コンプトンの色だったのだなと再確認。素晴らしいのは"Rosalie"、"Bi-Weekly"(arrはチャールズ・カレロ)、"Thoughts For Polly"など。コンプトンは自主レーベルで出したソロ「To Luna」が去年日本でもCD化された。バトウは弟のデヴィッド(A&Mからソロあり、カリフォルニア・ミュージックの"Happy In Hollywood"の作者)とのバトウ(ブラザーズ)やピアス・アロウでも知られているが、やはりコンプトンでしょう。