クライマックス・ブルーズ・バンド

Gold Plated (Reis)
■Gold Plated / Climax Blues Band
1年位前にも同じようなこと書いた気がするが、ゴリゴリのシカゴスタイルのブルーズ・バンドだったクライマックス・ブルーズ・バンドが徐々に変化を遂げたのが、70's半ば。この英BTM(オーナーはスチュアート・コープランドの兄、マイルス)から出た76年の「黄金の一撃」からは、"Couldn't Get It Right"がアメリカでヒット(#3)し、AOR(と言う言葉はなかったが)風、ディスコ風と変化を遂げている。とはいっても根底にあるのはブルーズで、ピート・ヘイコックは弾きまくるし、コリン・クーパーのsaxも渋い。件のヒット曲は、ラジオからいきなり流れたら思わず声が出そうな、ファンキーなナンバー。南部風というかオールマンズ、リトル・フィートを思わせる"Extra"なんて意外な曲もある一方、現代的なブルーズロックの"Mighty Fire"、"Rollin' Home"もいい。