アトランタ・リズム・セクション

Dog Days: Red Tape (Reis)
■Red Tape / Atlanta Rhythm Section
南部出身ながら、らしからぬ洗練度を身につけていたARSは、60'sにはクラシックス・Ⅳやキャンディメンといったバンドで活躍していた名うてのスタジオミュージシャンを中心としたラインナップ。なぜか怪しげなベストが廉価レーベルから続々出てる割に、オリジナル・アイテムのCD化が遅れている。「Red Tape」は76年作で、イリノイのMalibuなるレーベルからのCD化だが、ちゃんとはしている。ただしこの後ブレイクのきっかけとなった「Rock And Roll Alternatives」や「Champaign Jam」といった作品に比べると明らかに弱い。
"Jukin'"が#82位、"Free Spirit"が#85位どまりで、メロディも貧弱。他のサザンバンドに比べるとブルーズ色が薄い分、特色に欠ける。メンバーはロニー・ハモンド(vo)、ロバート・ニックス(ds)、ポール・ゴダード(b)、バリー・ベイリー(g)、ディーン・ドートリー(kb)、J・R・コッブ(g)の6人。