ビージーズ

メイン・コース
■Main Course / Bee Gees
ディスコ時代に本格的突入前夜のビージーズはダンサブルなもの、従来のハーモニーを生かしたポップロックが混在しておもしろい。75年の「Main Course」からはダンサブルな"Jive Talkin'"(#1)、"Nights On Broadway"(#7)、メロディアスな"Fanny"(#12)がヒットしているが、どちらも悪くない。A面がダンサブルな面が強調され、B面がミディアム調のメロディアスなポップロックとなっている。オリヴィア・ニュートン・ジョンがカヴァーした"Come On Over"はアラン・ケンドールのsteelの入ったカントリーロック風になっているのがおもしろい。ギブ三兄弟にケンドール、デニス・ブライソン(ds)、元エーメン・コーナー〜ストローブスのブルー・ウィーヴァー(kb)を加えた6人のチームワークも冴える。prodは先日亡くなったアリフ・マーディン。