Sons Of Summer

Playing Possum
■Playing Possum / Carly Simon
セクシーなジャケットも数多いが、個人的にそそるという意味では、カーリー・サイモンの「人生はいたずら」('75)はかなり上位に来る。写真家ノーマン・シーフによるショットは何気ないセクシーさにあふれている。カーリーのアルバムでは、出来は中の上クラスだけど、ジャケットでは飛びぬけている。prodはリチャード・ペリーでいつもながら豪華なゲストだが、少なくともロック色はうすい。Elektraから素晴らしいソロがあるビリー・マーニットは、以前からカーリーと仕事をしてた人だが、このSons Of Summerは、マーニットの曲でそのpianoの弾き語りになるもの。ナツノウタといいつつ、これは冬がもうすぐやってくるけど、あの夏の息子たちはどこへ言ったの?と歌われるもの。確かにマーニットの曲は夏よりも冬向き。
他の曲では"More And More"、"Lock Me In Your Eyes"(synを弾いてるのはジェームズ・ニュートン・ハワード)がいい。