need#3

Livin' on the Fault Line
■Need A Lady / The Doobie Brothers
77年に出た「Livin' On The Fault Line」は、ドゥービー・ブラザーズの主導権が完全にトム・ジョンストンから、マイケル・マクドナルドに移ってしまったことを示した1枚だった。前作「Takin' It To The Street」ではジョンストンは療養中で近々復帰と言うふれこみだったが、今から思えばこれはマネージメントの策略だろう。本作でもフォトセッションこそジョンストンは他のメンバーと写っているが、録音には参加した形跡はない。マクドナルド、パット・シモンズがそれぞれ歌う曲はあるが、前作に居心地悪そうに1曲あった、ジョンストンが歌う曲は今回はない。この"Need A Lady"は昔はジョンストンかな?とも思ったが、おそらく作者のタイラン・ポーターか、キース・クヌッドセンだろう。ゲストのダン・アームストロングのel-sitarソロがスティーリー・ダンの初期のヒット"Do It Again"を思わせる。