boy#3


■Poor Boy / Casey Kelly
ケイシー・ケリーの72年のLP「Casey Kelly」(Elektra)は未だCD化されてない1枚。現在もナッシュヴィル周辺で活躍するフォーク系のsswで、ここではprodがジャクソン・ブラウン(Special Thanksとして、ジョン・セバスチャンやマーリン・グリ−ンらと並んで名前がある)の1枚目を手がけた、リチャード・サンフォード・オーショフ。ダニー・クーチ抜きのセクション(スクラー=カンケル=ダーギー)がバックをつとめ、曲によっては、スニーキー・ピートやジム・メッシーナが絡むと言う塩梅。この"Poor Boy"は、意外にも弾きまくるケリーのgをフィーチャーしたロックンロールで、フォーク〜カントリー系のメロディアスなsswと言うイメージは少し覆される。けど"Silver Metor"、"Making Believe"といったナンバーの出来はいい。