ケヴィン・コイン

Matching Head & Feet
■Matchong Head And Feet / Kevin Coyne
ケヴィン・コインの名前を知ったのは、ポリス以前のアンディー・サマーズがいたことから。サマーズは、ソフト・マシーンのUSツアー参加後(マシーンの1stがチャス・チャンドラーのprodだったことから)エリック・バードン&ジ・アニマルズに参加、その後コイン、そしてケヴィン・エアーズ・グループを経てポリスに加わる。プログレと言うか変わったレコードを出してたVirginと言うレーベルということも気になった。名古屋ではみんな知ってる、中古屋バナナ・レコードが、本店を立ち上げる前にオーナー(?)の田中さんが個人でやってた激安フェア(200円均一みたいなもの)で友人が見つけてきたものの中から買った記憶。ジョー・コッカー以上のダミ声のvo、ケヴィン・コインも相当にアクが強い。この頃のコイン・バンドはサマーズ(g)、アーチー・リゲット(b〜元ケヴィン・エアーズ)、ピーター・ウールフ(ds)、ゴードン・スミス(slide)、ティム・ペン(kb)で、スライド弾き専門がいる辺りはジューシー・ルーシーを思い出す。そのスミスのざらついたスライドが炸裂する"Saviour"が昔も今も印象に残るが、フリーみたいな"Sunday Morning Sunrise"、ソウル風の"Rock'N'Roll Hymn"がいい。