feeling#2

■Feelin' Alright / Joe Cocker
デイヴ･メイスンの出世作として、GFR、スリー・ドッグ・ナイト、バッドフィンガーもとりあげたロックの名曲だけど、個人的にはメイスンの｢情念」ライヴでのファンキーな味付けと、コンガのイントロで弾けまくる、コッカーのデビューLPの1曲目にとどめを刺す。この｢With A Little Help From My Friends」は、とりわけ60's末らしい、後のビッグ･ネームがまだスタジオ･ミュージシャンにとどまってただろう、若き日の面々のプレイが素晴らしい。マシュー・フィッシャー、トミー・アイアー、スティーヴ・ウィンウッドの三種の個性をorganは感じさせるし、ひきつったようなジミー・ペイジのプレイにも耳を奪われる。今思うとなんとも贅沢と言うか、スリルに欠ける選曲（"I Shall Be Released"、"Just Like A Woman"など）だけど、これがヒップだった時代だったのだ。