1602:風来坊さんセレクト

Grand Hotel
1)武満徹『波の盆』
2)Rufas Wainwright『It's Only A Paper Moon』
3)Kate St. John『Don't They Know You've Gone』
4)Burt Bacharach 『In Our Time 』
5)Procol Harum 『Grand Hotel

6)Paul McCartney 『English Tea』
7)The 12 Cellists of The Berlin Philharmonic Orchestra『Something』
8)This Mortal Coil『Mr. Somewhere 』
9)Marianne Faithfull『She』
10)Yo-Yo Ma『Giuseppe Tornatore Suite - 1. Playing Love From The Legend Of 1900』
11)Emerson, Lake & Palmer『Closer To Believing』
12)崎川晶子『Lisa』

セレクト合戦でクラシックを選曲したのは確か風来坊さんが初めてだった記憶。本当に幅広く聞かれてる方らしいセレクトで、今回も1)はゴージャスというか荘厳な雰囲気。僕は門外漢なので全くわからないのだけど、嫌いではありません。2)も同じような流れでスタートするけど、あの有名曲でした。これを聞くとテイタム・オニールを思い出します。3)のケイト・St・ジョンは、ドリーム・アカデミーの人ですが、ジュリアン・コープやバニーメン周辺の音楽を聞いてた頃、この才媛が参加してたことを知りました。但し彼女の音楽は僕にはちょっと・・・4)はよく聞くとメロディーがバカラック的ですね。イントロでお〜っともりあがる5)は、プロコル・ハルムの代表作「Grand Hotel」から。クリサリス時代のプロコル・ハルムと言うと、失われてゆくもの、失われてしまったものへの敬愛を込めた独特の美学が完成された時期ですが、ゴージャスと言う言葉にふさわしい。8)は4ADのディス・モータル・コイルでこれも久しぶりに耳にします。10)は懐かしい、ELPの「Works」から。ちょうどリアルタイムでプログレ四天王の新作と言う事で注目されたものでした。昔からクラシックかぶれのELPは嫌いでしたが。グレッグ・レイクの朗々たる歌声は素敵です。そして何より気に入ってしまったのが12)。ハープ系の楽器だろうなあと思ってたのですが、チェンバロでした。ハープシコードという名前でも知られたものですが、この美しい世界にどっぷり。いいものを教えていただきありがとうございました。
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